【記事改定日】2026年7月6日
【筆者】岡田 匡史(国家資格・鍼灸師)
これで納得! 足がつれる仕組みが分かる

足がつれる理由
夏になると足をつってしまうという人が増えてきます。
なぜ足をつる人が増えるのか、あなたは知っていますか?
気温が高くなると体を冷ます為に汗をかきますよね。
そうすると、汗と一緒にミネラルも一緒に出て行ってしまう事が多いんです。
【ポイント!】汗と一緒にミネラルも流れ出る
汗には、ナトリウムの他に、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などの微量なミネラル成分を含む。
そうすると身体の中のミネラルバランスが崩れます。
特にカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウムのバランスを崩すと筋肉に痙攣(けいれん)を起こします。
【ポイント!】カルシウムとマグネシウムの関係
カルシウムは、筋肉の収縮・弛緩に関係している。
その為、血液中のカルシウム濃度が低下すると、痙攣(こむら返り)を起こす。
また、マグネシウムの欠乏があると、血液中のカルシウム濃度が増えない関係がある。
夏場にたびたび起こるこむら返りは、このような原因があります。
しかし、足がつる原因というのは、たくさんあって純粋に筋肉の疲労によって起こる場合もあるし、身体を冷やした為に血流が悪くなり起こる場合もあります。
私があなたに知ってもらいたいのは、甘い物(砂糖)の取り過ぎでも足がつるという事です。
甘い物の食べ過ぎにご用心

甘い物(砂糖)と筋肉がつるのは、「関係ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが関係があります。
先ほど、夏場は汗をかくとミネラルバランスが崩れて筋肉に痙攣を起こすと書きましたが、その事に似ています。
甘い物(砂糖)を摂り過ぎると、糖を身体の中で使う(代謝する)ために、ビタミンB1などの栄養素がたくさん使われてしまいます。
実は、筋肉は「縮む」ときだけでなく、「縮んだ状態から元に戻る(緩む)」ときにも、エネルギー(ATP)を必要とします。
ビタミンB1は、糖をこのエネルギーに変える働きを助ける栄養素なので、不足すると糖があってもエネルギーを十分に作れなくなります。
そうすると、筋肉を緩めるためのエネルギーが足りなくなり、筋肉が縮んだまま戻りにくくなって、痙攣(つる)が起こりやすくなると考えられています。
また、血糖値が急に上がると、それを尿として排出する際に、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルも一緒に排出されやすくなると考えられています。
そうすると血液中のミネラルバランスが崩れて神経が興奮しやすくなり、その結果、筋肉が痙攣しやすくなることがあります。
甘い物(砂糖)を食べ過ぎると、足がつりやすくなるというのはこのような関係があります。
【参考図書】
・1336専門家による私の治療(日本医事新報社)
・病気が見える8[腎・泌尿器](MEDIC MEDIA)
・生理学(医歯薬出版株式会社)


