【記事改定日】2026年7月8日
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
施術を受けたあと、
- お腹が動き出す
- 気持ちが落ち着く
- 手足が温かくなる
- 眠くなる
このような変化を感じる方がいます。
平成12年に鍼灸師の国家資格を取得してから、26年以上経ちますが、施術中に「この人は鍼灸が効いているな!」と、分かるポイントがいくつかあります。
例えば、腰痛の方であれば、腰を曲げた時の痛みが楽になったり・痛みが消失すれば、だれでも効果を自覚する事ができると思います。
しかし、それ以外でも鍼灸は「体」と「心」を変化させている事に気づきます。
ここでは、鍼灸の効果が出ていると思われるポイントをお伝えします。
お腹がグ~っと鳴って胃腸が動き出す

施術中に、お腹がグ~と鳴って動き出すという現象は、良くみかけます。
女性は、恥ずかしがる事が多いですが、鍼灸の効果が出ているサインの一つと考えられます。
私の場合、血液の滞りを改善させる「瘀血(おけつ)」の施術を行うと、お腹が動き出す方をみかけます。
患者さんには、「お腹の血行が良くなっていますよ!」と伝えています。
また、そのような反応があると、お腹の硬さや痛みが取れて「柔らかく」なっている事が多いです。
焦り・不安が落ち着く

施術を受ける前は、焦りや不安で、深刻な顔つきになっている方でも、鍼灸を受けた後は、気持ちが落ち着き、顔つきが柔和になってる方がいます。
そのような方の脈をみると、
最初は、交感神経の緊張した「速い」脈をしていましたが、ゆったりと落ち着いた脈に変化している事が多いです。
これは、自律神経の乱れが整ってきたサインの一つと考えられます。
視界が明るく見える

骨盤内の血行を良くしたり・後頚部の緊張を取ったり・目と関わりのあるツボに鍼灸をすると、視界のもやが取れて明るくみえると、言われる事があります。
これは、目の血流が良くなったサインの一つと考えられます。
マクラのシートが濡れている

うつ伏せで鍼灸治療を受けていると、
起き上がった時にマクラのシートが目に触れていた所で、濡れている事があります。(実際の画像を載せました)
そこまでの反応が出ていないくても、目に潤いが出てきます。
これは、身体がリラックスできて、副交感神経が働き出したサインと考えられます。
涙は、副交感神経の働きで分泌されます。
手足が温まる

施術を受ける前は、手足が冷たくても、施術後は温かくなる人がいます。
これは、交感神経の緊張が緩み、血管が拡張され血流が良くなっているサインの一つと考えられます。
鍼灸の感受性の良い方を施術すると、このような現象を見る事があります。
体が軽くなる

鍼灸治療を行うと、
滞っていた血流が改善されたり、硬くなっていた筋肉がほぐれます。
そうすると、
施術を受けた後は、足取りが軽くなったり・体を動かしやすくなった事に気づき、「体が軽くなりました!」と、言われる事があります。
呼吸が楽になる

ストレス・更年期・産後により「自律神経失調症」を起こすと、「息が吸いづらい」・「呼吸が苦しい」と訴える方がいます。
そのような方の多くは、みぞおちが硬くなっていて「深い呼吸」ができなくなっています。
鍼灸を受けると「みぞおち」が緩み、息が吸いやすくなる事があります。
お腹が空いてくる

施術中に「お腹が空いた~」と、おっしゃる方。
「施術が終わった後は、お腹がすくのでコンビニに寄っています。」など聞く事があります。
これは、血流が良くなったり・自律神経を整えた事により、胃腸の働きにも変化が出て、お腹が空いてくる事があると考えられます。
眠くなる

鍼灸治療を受けると、眠くなる事があります。
施術を受けた事がない方から考えると、鍼を刺されたり・もぐさを皮膚の上で燃やされているのだから、「眠くなる訳がない」と、思うかも知れません。
しかし、鍼灸を受けると「神経の昂り」が落ち着き、心と体の緊張もほぐれ、眠くなる事があります。
このような反応が出る方は、意外に多いです。
以上が、鍼灸の効果による「体」と「心」の変化でした。
施術を受けて、上記の変化が「1つ」でも出ている方は、効果が出ている一つの目安と思われます。


