【記事改定日】2026.8.14
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
このような症状に心当たりはありませんか?

- めまいでふらつく
- 動悸がする
- 不眠が続いている
- 顔色が蒼白または萎黄
- 爪が割れやすい
- 髪がぱさつく
- 目が疲れる
- まぶたがピクピクする・こむら返りになりやすい
- 月経が遅れる・量が少ない
- 生理後に不調になりやすい
これらの症状は、東洋医学で考えると「血(けつ)」の不足=血虚と関係していることがあります。
血虚を改善するには?

東洋医学では、飲食物を脾の働きによって消化・吸収し、「気」「血」を作り出すと考えられています。
そのため、無理なダイエットで食事量が減ると、気・血を十分に作ることができなくなります。
また、脾胃が弱っている方は消化・吸収の力が低下しているため、たくさん食事を摂っても気・血をうまく作り出せないことがあります。
こうしたことから、血虚の改善には次のようなことが糸口になると考えられます。
- 無理なダイエットをしない
- 脾胃を整える(鍼灸や漢方など)
- 血を補う食材を摂る
- 過度な運動を控える(気・血の消耗を減らす)
血虚を見つける方法

私(鍼灸師)は、【症状】と【脈診・舌診・腹診】などの情報を整理しながら、血の不足があるかどうかを判断しています。
そのため、血液検査で「貧血」が見られない方でも、東洋医学的には「血虚」の状態にあることがあります。
血虚の方は、舌が白っぽい色をしていることが多いです。
健康な方の舌は血色の良い色をしていますが、これは血が十分にあるためと考えられています。
逆に白っぽい色をしているということは、血が不足しているサインとされています。
脈診では、
糸のように細い脈や、ネギを触るような中身のないスカスカとした脈に触れることがあります。
これも血の不足によって脈管が十分に拡張できていないためと考えられています。
ご自分で確認する場合は、鏡で舌の色を見てみてください。

白っぽい色をしている場合は、血虚の可能性があります。
また、以下のように血虚スコアを合計して30点以上になると血虚の可能性があるとする考え方もあります。
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 集中力の低下 | 6 |
| 不眠 | 6 |
| 眼精疲労 | 12 |
| めまい感 | 8 |
| こむら返り | 10 |
| 過小月経、月経不順 | 6 |
| 顔色不良 | 10 |
| 頭髪が抜けやすい | 8 |
| 皮膚の乾燥と荒れ、あかぎれ | 14 |
| 爪の異常 | 8 |
| 知覚異常 | 6 |
| 腹直筋攣急 | 6 |
(参考文献:絵で見る和漢診療学/医学書院)
血虚を改善する食材

東洋医学では、黒っぽい食材や赤色の食材が血を補う働きがあると考えられています。
黒色食材
- 黒ゴマ
- 黒豆
- 黒きくらげ
- ひじき
赤色食材
- 人参
- レバー
- まぐろ
- かつお
その他
- ほうれん草
- 小松菜
血虚は日々の食事や生活習慣とも関わりが深く、月経不順や妊活に取り組まれている方にも関係することがあります。
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院では、脈診・舌診・腹診を通じて一人ひとりの状態に合わせたお話をするようにしています。
施術をご希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。


