【記事改定日】2026.7.16
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
つわり(悪阻)のつらさ、ツボで少しでも和らげたいと思っていませんか?

妊娠5~6週目頃から始まると言われるつわり。
吐き気や嘔吐、胃のむかつきといった症状が強く出ると、体重が大きく減ってしまったり、外出そのものが難しくなってしまうこともあるようです。
「薬に頼るのは少し不安」「できることなら自分の力で少しでも楽になりたい」
——そう感じている妊婦さんも多いのではないでしょうか?
内関(ないかん):つわりで用いられることが多いツボ
以前、妊活で当院に鍼灸を受けに来られている方から、一人目のお子さんの時に、病院でつわり予防のバンドが販売されていたという話を伺いました。
調べてみると、
そのバンドは『内関』と呼ばれるツボを刺激するもののようでした。

内関は、手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい)という経絡上にあるツボで、心包(しんぽう)に影響を与えるとされています。
心包とは、東洋医学における「心を包み、守る」働きを持つ概念です。
私の臨床では、血行不良の改善や車酔いの予防を目的として用いることがあります。
内関が「胃」の不調に用いられることがある理由は、
この経絡が胸や胃の付近を通過しており、胃と関わりの深いツボともつながっているためです。
経絡の流れを【イメージ】しながら押すことで、より働きかけやすくなると言われています。

内関の見つけ方
- 手のひらを上に向けます。
- 手首の横紋の中央から肘に向かって、2寸(人差し指から薬指までの幅が目安)進んだ場所にあります。
足三里(あしさんり):胃腸の働きを整えるとされるツボ

足三里は「胃腸の調子を整えるツボ」として古くから知られており、東洋医学では消化器系全般に用いられることが多いツボです。
つわりで胃のむかつきが続く方に、内関と合わせて紹介されることがあります。
足三里の見つけ方
膝のお皿の外側下にあるくぼみ(外膝眼)から、指4本分下がった場所にあります。
妊娠中のツボ押しで気をつけたいこと

東洋医学では、妊娠中(初期)は使用を避けた方がよいとされるツボもあります(合谷・三陰交など)。
今回ご紹介した内関・足三里は比較的用いられることが多いツボですが、体調や妊娠経過には個人差があります。
強い刺激は避け、心地よいと感じる強さで、短時間から試すことをおすすめします。
当院について知りたい方は、「おかだ鍼灸院|自律神経・不妊(妊活)専門」をご覧ください。


