【記事改定日】2026.7.17
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
三陰交(さんいんこう)とは?

三陰交は、足の太陰脾経(たいいんひけい)と呼ばれる経絡上にあるツボです。
「三陰が交わる」という名前の通り、
- 脾(消化吸収)
- 腎(生命力の源)
- 肝(血液の貯蔵と分配)
この3つの経絡が交わる場所にあります。
そのため、1つのツボで3つの経絡と関わることができる、使い勝手の良いツボです。
三陰交の効能

三陰交は、以下のような症状に用いられることがあります。
私(鍼灸師)の場合は、主に「生理不順」「生理痛」「生理前後の不調」「不妊症」「貧血」に使用することが多いツボです。
女性は、毎月訪れる月経や妊娠・出産などによって血を消耗しやすいといわれています。
東洋医学では、脾は食べ物から「血」をつくる働きと関わると考えられています。
▶[参考:東洋医学で考える脾の働き]
三陰交は消化・吸収と関わりのあるツボなので、ここに「お灸」や「はり」をすることで、脾の働きを整える目的で使われることがあります。
そのことから、女性の貧血に用いられることがあります。
また、三陰交を通る経絡は下腹部を通過するため、生理不順・生理痛・生理前後の不調・不妊症などに用いられることがあります。
不妊(妊活)と鍼灸治療の詳細は、「血流と自律神経を整えて妊娠しやすい体へ」をご覧ください
三陰交の見つけ方

三陰交は、足の内側にあるツボです。
まず、内くるぶしを見つけます。
内くるぶしから上に向かって指4本分(約3寸)のところ、脛の骨の際にあります。
私(鍼灸師)が診ていると、生理痛のある方は、三陰交を押したときに圧痛がみられることがあります。
【参考】
3寸は、人差し指から小指までの幅が目安です。
まとめ

三陰交は、脾・腎・肝の3つの経絡が交わる、婦人科系の不調に用いられることの多いツボです。
生理痛や冷え、貧血などでお困りの方は、三陰交の働きや場所を知る際の参考にしていただければと思います。
妊活・生理痛・PMSで施術をご希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。
参考文献
- 鍼灸治療基礎学(医道の日本社)
- 鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)
- 超旋刺と臨床のツボ(医道の日本社)


