【記事改定日】2026.7.20
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
合谷(ごうこく)の効能

- 目の疾患(視力減退・眼精疲労)
- 白内障・緑内障の方に使われることのあるツボ
- 耳鳴り
- 顔面神経麻痺
- 寝違い
- 首こり
- 喉の腫れ
- 歯痛
- 面疔
- 生理痛
合谷の解説

東洋医学では、「面目は合谷に収む」と言われています。
これは、「顔や目の疾患に効果があるよ!」という意味です。
その為、目の疾患や顔面神経麻痺に使用すると効果を発揮してくれます。
私の場合は、パソコンで目を酷使している事が多いので、眼精疲労をよく起こしています。
そういう時は、目が痛くなり開けているのも嫌になってしまう時があります。
そんな時、合谷に「はり」や「お灸」をすると楽になることを実感しています。

また、耳鳴りにも効果を発揮します。
耳は、厳密には顔に入りませんが、顔の一部と考えて使ってみると耳鳴りが良くなる事があります。
以前、慢性上咽頭炎による不定愁訴の方が、「寝静まると耳鳴りがして困っている」という話を聞いた事がありました。
合谷を使ってみたところ、次回来られた時に「耳鳴りが静かになった!」と喜ばれた事がありました。
結局、その方は、鍼灸治療を続けているうちに耳鳴りが全く起きなくなりました。

次に、寝違いについてですが、合谷は胸鎖乳突筋を緩める作用があります。
もともと合谷は、手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)と呼ばれる経絡上にあります。
この経絡は、人差し指から腕を上がり、首を通り、顔に向かっています。
その途中で、胸鎖乳突筋を通過している為、この筋肉が緩み楽になる事があります。

次に、喉の腫れ・首こりについてですが、
喉(口蓋扁桃・上咽頭)の炎症があると、胸鎖乳突筋(ツボ名:天牖/てんゆう)が硬くなります。
合谷に鍼をすると喉の腫れがひき、胸鎖乳突筋の緊張も緩み楽になる事があります。
歯痛・面疔についてですが、使用した経験がないのでわかりません。
しかし、鍼灸治療基礎学(医道の日本社)・針灸経穴辞典(東洋学術出版社)・図解鍼灸実用経穴学(医道の日本社)に書かれています。
生理痛では、生理前に激しくお腹が痛くなり、生理が始まったら腹痛が取れるタイプに効果があります。
合谷の探し方

合谷は、親指と人差し指が交わる付近をみると、やや凹んでいる所があります。
その凹みの人差し指側にツボがあります。
押してみると「ゴリゴリ」としていて、痛気持ち良いところです。
まとめ

合谷は、目や顔の症状、耳鳴り、首まわりのこり、生理痛など、幅広く使われるツボです。
私自身も眼精疲労が強い時に活用し、楽になることを実感しています。
眼精疲労・顔面神経麻痺・寝違い・生理痛等で、施術をご希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。


