【記事改定日】2026.8.1
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
蠡溝(れいこう)の効能

- 睾丸炎
- 帯下
- 月経痛(生理痛)
- 膀胱炎
蠡溝(れいこう)は、足の厥陰肝経(けついんかんけい)と呼ばれる経絡上にあります。
この経絡は生殖器を通過しているため、生殖器系に関わる不調に用いられることがあるツボです。
蠡溝ってどんなツボ?

この穴名の由来は、「蠡」は木に穴をあける木喰い虫を指し、「溝」は狭く小さなくぼみを意味します。実際、このツボは骨の凹んでいるところにあります。
また、蠡溝は帯下(たいげ)を主治する穴位でもあり、陰部の掻痒(そうよう)はまるで虫がはうような感覚があることから、蠡溝と名付けられたと言われています。
私(鍼灸師)が、このツボを使う時は【生理痛】と【膀胱炎】の方です。
『鍼灸臨床わが三十年の軌跡』(医道の日本社)の中にも、子宮内膜症による生理痛や膀胱炎を多壮灸で改善させた症例が載っています。
実際、患者さんにお灸をしていますが、効果のあるツボだと思います。ただ、ツボを押した時に圧痛がない方は、別のツボを使った方が良いかと思います。
生理痛や膀胱炎には、透熱灸(もぐさを捻るお灸)で多壮灸を行ないます。
▶ 透熱灸のやり方
蠡溝(れいこう)の見つけ方

蠡溝は、内くるぶしの上5寸の脛骨上の凹みにあります。
- 2寸は、人差し指から薬指の幅
- 3寸は、人差し指から小指の幅
この2つを足した長さが5寸になります。
※蠡溝のポイント!
木喰い虫が木に穴をあけたように凹んでいるところがツボです。
参考文献
- 鍼灸治療基礎学(医道の日本社)
- 鍼灸臨床わが三十年の軌跡(医道の日本社)
- 針灸経穴辞典(東洋学術出版)
膀胱炎・生理痛などで施術を希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。


