更年期の頭痛を楽にするツボ!|上髎・次髎

額に手を当てる女性 ツボ情報

【記事改定日】2026.8.6
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)

更年期の頭痛について

人差し指を立てる院長

更年期に起きる頭痛には、上髎(じょうりょう)・次髎(じりょう)がお勧めです。
これらのツボにお灸をすると、頭頚部の緊張が緩み、頭痛を楽にすることがあります。

40代・50代になってから、

  • 頭痛が起きるようになった
  • 肩が凝るようになった
  • のぼせるようになった
  • めまいがするようになった

などの症状が現れていませんか?

もしかすると、更年期による体調不良かも知れません。

更年期は、「ホルモン」や「自律神経の乱れ」によって、様々な症状が現れますが、特にここでは、“頭痛を楽にするツボ”についてお伝えしていきます。

以前、当院に来られた50代の女性の中に、「頭痛がする」・「頭がスッキリしない」という方が来られたことがあります。

詳しく身体の状態を聞いてみると、
4カ月ぐらい前からこのような不調があり、肩こり・首こり・耳鳴り・目の疲れなどもあったそうです。

特に、頭痛が起きる場所は、「頭のてっぺん」とお聞きしました。

この方の頭痛を楽にするために使ったのが、「上髎(じょうりょう)」・「次髎(じりょう)」と呼ばれるツボです。

次髎は、特に更年期に入ってから「頭痛」が起こりやすくなった方に、相性の良いツボです。

更年期について詳しくしりたい方は、「更年期障害と鍼灸治療」も参考にしてください。


上髎・次髎が「頭痛」に働きかけると考えられる理由

顎に手を当てる女性と子宮のイラスト

更年期の女性は、卵巣機能が衰えてくることをお聞きになったことがあると思います。

卵巣機能が衰えてくると、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が悪くなります。

この女性ホルモン(エストロゲン)には血管拡張作用があり、血流を良くする働きがあります。

しかし、更年期の女性は、その働きが弱くなってくるので、血流が悪くなっているのです。

更年期に於ける頭痛症は特に骨盤部の鬱血や貧血が多い。その中で、脈状が「細・緊・遅」や「細・軟・遅」を呈するものは「上髎」・「次髎」が著効を表しやすい。
――鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)より引用

また、「骨盤内の循環が悪い」と「頭の血流も悪くなる」と言われていて、頭痛の原因になります。

しかし、これを応用することで、頭痛を楽にできることがあります。


ツボの見つけ方

上の図を見ていただくと分かるように、上髎・次髎がある場所は、骨盤上にあります。

骨盤(仙骨)には、8つの穴があります。

上髎がある場所は、上から1番目の穴です。
次髎がある場所は、上から2番目の穴です。

参考:次髎(じりょう)の効能と解説

探し方としては、
出っ張った骨(上前腸骨棘)の下、内側に入った凹みの場所が次髎・その上が上髎になります。

この場所は、副交感神経(リラックスしている時に活動する神経)とも関係があります。

足が冷えている女性が、
骨盤にホッカイロを貼ると足が温かくなると言われていますが、これは副交感神経を刺激することで血管が拡張するためです。

これらの理由から、
私の施術では、特に更年期の女性にこれらのツボを良く使います。

骨盤内の循環を良くすることにより、頭の循環も良くなるからです。そうすることによって、頭痛が楽になることがあります。

最初にお伝えした、50代女性に起きた「頭痛」や「頭がスッキリしない」という不調も、上髎・次髎を使った施術で、次第に落ち着いていきました。

もし、セルフケアでやってみたい方は、薬局で売っている「台座灸」を使うと良いでしょう。

手にお灸をしている様子

台座灸のやり方

このお灸は、温かくて気持ちの良いお灸です。

しかし、初めてお灸をやってみようという方は、熱くないタイプがお勧めです。なぜなら、あまり熱いタイプだと「水ぶくれ」になることがあるからです。

弱いタイプのお灸から、始めてみましょう♪


更年期障害による頭痛で施術を希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。


参考図書

  • 鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本社)
  • 経絡経穴概論(医道の日本社)

おかだ鍼灸院 院長。

東洋医学(脈診・腹診)を中心に、
自律神経の不調や不妊(妊活)のお悩みを
26年以上臨床でサポートしています。

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