【記事改定日】2026.9.11
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
めまいで鍼灸院へ訪れる方の中には、めまい以外にも「食欲がない方」や「下痢になっている方」がいらっしゃいます。
東洋医学で考えると、下痢を起こす原因の一つに「脾」の弱りがあると考えられます。
なぜなら、「消化器系」と関係があるからです。
しかし、なぜ、「下痢」と「めまい」に関係があるのでしょうか? この事について、東洋医学に基づいてお伝えします。
下痢になる理由

人間は、食べたり・飲んだりした飲食物を「胃」で消化し、消化吸収した栄養物質を心・肺へ送り、心や肺の力で全身に送り出します。
これは、東洋医学で考えられる生体観です。
この食べた物を胃で消化し、栄養物質を心や肺の上方へ送る作用を「脾」が請け負っています。
ですから、脾の働きが悪くなると、「消化吸収が悪くなる」・「栄養物質を送れない」などの機能障害を起こします。
その為、下痢や軟便などを起こすことがあります。
めまいでお悩みの方の中には、
- 「以前から食欲がなかった」
- 「食べると胃がもたれやすかった」
- 「下痢や軟便になる事が多かった」
などの症状を持っていた方は、このような脾の弱りがあったかも知れません。
めまいが起こる理由は?

めまいが起こる原因としては、
胃で消化し吸収した栄養物質を心・肺へ送る昇精作用(しょうせいさよう)と関係があります。
消化吸収した栄養物質を上方(頭)へ送れない事により、めまいが起こると考えられます。
簡単に言うと、頭に血が上らない「脳貧血」を起こしたような状態です。
ただ、脳貧血ばかりではありません。
「良性発作性頭位めまい症」と病院で診断された方の中にも、この脾の働きが悪くて「めまい」を起こしていた方もいらっしゃいました。
その方達は、脾の働きを良くする施術を行うことで、めまいの改善がみられたことがあります。
もし、あなたが、めまいを起こす前から「食欲がいつもない」・「食べると胃がもたれる」・「下痢や軟便になりやすい」という方であれば、脾がポイントかも知れません。
参考図書
- 中医学の仕組みがわかる基礎講義(医道の日本社)
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院では、めまいの鍼灸治療を行っております。
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