へバーデン結節による『こわばり・痛み・腫れ』を改善するツボ

ソファーに座り手を触る女性 ツボ情報

【記事改定日】2026.7.29
【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

へバーデン結節とこわばり・痛みについて

へバーデン結節を示した図

へバーデン結節は、
指の第一関節が腫れ、痛み・変形・こわばりなどを起こす疾患です。

日本整形外科学会によると、40代以降の女性に多くみられる原因不明の疾患とされています。

【参考サイト】へバーデン結節・症状・病気をしらべる|日本整形外科学会

ただ、原因不明とされていますが、40代以降は更年期にもあたり「女性ホルモン」の分泌が低下する時期です。

その影響で、40代以降の女性に多くみられるのではないかと思われます。

おかだ鍼灸院に来られている方の中に、
「頻尿」・「五十肩」でお悩みの方がいらっしゃいます。

その方も、丁度、更年期にあたり、指の第一関節が腫れて、痛みと手のこわばりで悩んでいました。

お話しを聞いてみると、「湿布を指に巻いてもあまり効果を感じない」とのことでした。

確かに、私(鍼灸師)が整形外科・鍼灸整骨院で働いていた時も、指に「低周波治療器」や「超音波治療器」を当てたり、湿布を貼ってみてもあまり効果を感じていない方が多かったように感じます。

このような時、
私の場合は「全身を整える(免疫)・(血流)・(内分泌)・(自律神経)・(結合組織)」施術を基本としていますが、最後に手関節の腫れに効果を発揮することがあるツボに「お灸」をしています。

それは、「陽陵泉」です。


なぜ陽陵泉を使うのか?

本を広げ立つ院長

長野式(鍼灸の流派の一つ)を創始考案された「故 長野潔先生」は、手関節の自己免疫疾患・腫脹・運動障害・疼痛で、このツボを使っていました。

手関節の炎症、腫脹、疼痛、運動障害が、右側が患側なら左側、つまり健側の「陽陵泉」、左側が患側ならば右側の「陽陵泉」というように反対側の「陽陵泉」に三十一壮以上の多壮灸をすることによって炎症々状が消失していくということである。

引用:鍼灸臨床 新治療法の探求(医道の日本)

指は手関節ではありませんが、使ってみると意外に効果を発揮することがあります。

この女性にも、最初、右の陽陵泉に11壮の透熱灸を行うと、左手のこわばりが楽になりしっかり握れると言っていました。

そして、左の陽陵泉にも11壮の透熱灸を行うと、今度は右手のこわばりが楽になったと言っていました。(※鍼灸の感受性の良い方だったため、少ない壮数で変化が出ていました)

お灸のやり方については、こちらの「透熱灸のやり方」をご覧ください。

このように、このツボを使うことで変化を感じられる方は、症状の改善を期待できる方だと思われます。

お灸を続けていくと、こわばり・痛み・腫れが改善していくと思われます。
※変形してしまった指関節(骨)は回復しません


へバーデン結節に効くツボ(陽陵泉)の位置

陽陵泉の位置を示す人体図

陽陵泉(ようりょうせん)は、膝の外側にあるツボです。

膝の外側を触ると、グリグリとした骨の出っ張りに触れます。

これは腓骨頭(ひこつとう)と呼ばれるところです。この腓骨頭の下に「陽陵泉」があります。

陽陵泉について詳しく知りたい方は、『陽陵泉のご紹介』をご覧ください。

このツボにお灸をする前に、手を「グーパー」をして動きの感覚を覚えておきます。

透熱灸であれば11壮ほどやってみて、手を「グーパー」してみます。

手の動きが軽くなっていれば、このツボの効果を感じやすいサインです。


まとめ

人差し指を立てる院長

へバーデン結節による指のこわばり・痛み・腫れに、私は「陽陵泉」というツボへのお灸を取り入れています。

反対側の症状に効果を感じる方も多く、日々の変化を確かめながら続けていくことで、症状の緩和が期待できると考えています。

施術をご希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。


おかだ鍼灸院 院長。

東洋医学(脈診・腹診)を中心に、
自律神経の不調や不妊(妊活)のお悩みを
26年以上臨床でサポートしています。

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