テニス肘(外側上顆炎)の鍼灸症例|幸手市おかだ鍼灸院

調理中に左肘を押さえている女性

肘の外側が痛くなり、物をつかむ・タオルをしぼる・ペットボトルの蓋を開けるといった動作がつらくなっていませんか。

湿布や注射を受けてもなかなか痛みが引かない、そんな状態が続いているとつらいですよね。

このページでは、埼玉県幸手市・久喜市・加須市・杉戸町にお住まいの方に向けて、おかだ鍼灸院でのテニス肘(外側上顆炎)の鍼灸症例をご紹介します。

テニス肘の症状や原因については、こちらのページもあわせてご覧ください。
テニス肘の鍼灸治療


このようなことでお困りですか?

ソファーに座りうつむく女性
  • 肘の外側が痛く、物をつかんだり持ち上げたりするのがつらい
  • テニスや仕事で腕を使うと痛みが増す
  • 湿布や病院の治療だけでは改善しない
  • 整体を受けたが効果を感じられなかった
  • 痛みが慢性化していて、治るか不安

このページでは、
免疫の弱り・首の緊張・更年期など、さまざまな背景をもつテニス肘の鍼灸症例をご紹介します。


症例① 免疫の弱りと首の緊張が関係したテニス肘

腹診の反応を示した部位

来院日) 平成28年12月6日
患者) 30代女性

主訴

1年前から、趣味でテニスをすると肘が痛くなる。
病院では注射と服薬で治療を受けていた。引っ越しがあり、しばらく腕を使わなかったので痛みが軽減したが、週3回のテニスを再開したら痛みが増してきた。

特にテニスのプレー後が痛い。

随伴症状
肩や首を痛めることが多い。身体がだるい。

施術と経過

腹診をすると、免疫の弱りの反応がある。そして、首や背中の凝りが強い。

治療は、免疫の弱りを改善するツボに鍼を行う。そして、首の緊張を和らげるツボ・腕の筋肉の硬化を和らげるツボに鍼をして第一回目を終える。

第二回目
1週間後に来院。本来は肘を休めないといけないが、一度だけテニスをしてしまった。しかし、以前より少し状態が良い。

第三回目
10日後に来院。肘の痛みは半分ぐらいになった。

第四回目
3日後に来院。肘の痛みは、最初の来院時を10とすると今は1ぐらいしかない。調子が良い。

考察

この方の腹診をすると、免疫(扁桃)の弱りがありました。

扁桃が弱っていると、細菌の毒素などが血流にのり、弱っているところ(結合組織)で炎症を起こすとされています。

[参考:万病のもとになる喉(扁桃)の鍼灸治療]

この方は週3回のテニスによって肘のスジに負担をかけていました。
そして、免疫(扁桃)の弱りがあったために、慢性的な炎症を起こしたと考えられます。

また、首の筋肉が非常に硬くなっていました。
首の骨の間から末梢神経が出てくるのですが、この部分が硬くなっていると、血管を拡張させる神経がうまく働かなくなります(血管運動失調)。

そうなると血流が悪くなり、筋肉に栄養を十分に供給できなくなるため、回復が遅れてしまうのです。

※施術の効果には個人差があります。


症例② 更年期が関係したテニス肘

腹診の反応を示した部位

来院日) 平成30年7月12日
患者) 50代女性

主訴

仕事は荷物を出したりする作業が多く、1か月前から痛みを感じるようになった。
特に1週間前からピンポイントで左肘が痛い。
指を動かすとギシギシするような感じがある。
整体で2度ほど施術を受けたが効果を感じずに来院する。

随伴症状
腰痛・頭痛・のぼせ・左顔面の痙攣

施術と経過

脈の状態に潤いがなく、緊張がある。また、首の後面の緊張が強く交感神経の緊張がうかがえる。血行不良をうかがえる瘀血(おけつ)の反応もある。

[参考:瘀血(おけつ)と鍼灸治療]

これらを改善するツボに鍼をする。また、腕への血行を改善するために首へ鍼をすると、肘の痛みの軽減がある。第一回目の治療を終える。

第二回目
ペットボトルの蓋を開けられるようになったとお聞きする。
しかし、左顔面が時々ピクピクするのが気になる。悩み事があるとのこと。施術は同じ。

第三回目
顔面がピクピクするのがなくなる。
また、手を握る動作だけで痛かったが、握れるようになる。気になるのは、親指と人差し指の間の筋肉に痛みがあること。

第四回目
親指と人差し指の間の筋肉の痛みはない。テニス肘の状態も、最初を10とすると1ぐらいまで軽減した。仕事へ復帰した。

考察

この方の年齢を考えると、更年期の時期にあたります。

40代頃になると、急激に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ります。
そうなると、血管を拡張させる作用も弱くなるため血行不調を起こし、肩が凝ったり・背中が凝ったり・腰痛が出たりと、筋肉や腱にトラブルが生じます。

今回はテニス肘が主訴として来院されていますが、
腰痛・頭痛・のぼせ・左顔面の痙攣などもあり、更年期による「ホルモンのアンバランス」や自律神経の乱れなどが下地にあった可能性も考えられます。

このような時期に仕事が変わり荷物を出す作業が増えたために、余計にテニス肘になりやすかったと思われます。

鍼施術で肘の痛みは軽減しましたが、更年期は体への負担が大きい時期でもあります。肘だけでなく、体全体のケアが必要だと感じた症例でした。

更年期の不調が気になる方は、「更年期障害と鍼灸治療」をご覧ください。

※施術の効果には個人差があります。


症例③ 介護のお仕事による慢性的なテニス肘

背診で反応を示した部位

来院日) 令和4年2月1日
患者) 50代女性

主訴

介護の仕事で腕を使うことが多い。

2年前に初めて肘が痛くなり、整形外科でテニス肘と診断された。病院では湿布を出されただけでリハビリはなかった。

今回は12月中旬から痛み出し、様子をみていたが改善しなかったためおかだ鍼灸院に来院する。

施術と経過

首のツボの反応をみると「扁桃」の弱りがあった。
また、首の筋肉の緊張も強い。そして、瘀血(おけつ)の反応もある。

これらが、この女性の回復を阻害する原因になっている。

まず、
①扁桃(免疫の弱り)
②血液の滞り
③首の緊張を緩める施術を行った。

その後、
④肘周りの緊張をほぐして終了する。

第二回目
前回施術を受けて「少しよいかな?」と言っていた。施術は同じ。

第三回目。
「痛みが引いてきた」とお聞きした。特に、首の施術をすると肘が楽になるようだった。

第五回目
「日常生活には問題がなくなった!」とお聞きした。
ただ、朝起きたばかりは完全ではない。
しかし、日常生活に支障が出なくなったことで満足されていたので、施術を終了する。

考察

この女性の場合、お仕事の関係で腕に負担がかかることが多かったようです。
その影響で肘に炎症が起き、扁桃の弱りがあることで炎症を助長していた可能性があると考えました。

また、首まわりの緊張が強く、
ここを緩めてあげると肘が楽になるとおっしゃっていたことが印象的でした。

首の緊張によって神経の働きが悪くなり、肘に悪影響を及ぼしていた可能性もあると考えられます。

※施術の効果には個人差があります。


指を立て話している院長

当院では、肘の痛みだけでなく、首・肩・腕の状態や脈・腹診なども確認しながら、体全体を整えることを大切にしています。

来院をご希望の方は、ご予約の流れを以下のページでご確認いただけます。


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