膝に水が溜まってしまったり、
歩くたびに痛みが出たりすると、外出や家事も負担になってきます。
病院で水を抜いてもまた腫れてくると、「このまま繰り返すのでは」と不安になる方もいらっしゃいます。
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院にも、変形性膝関節症や膝の腫れ・痛みでお悩みの方が来院されています。
このような事でお困りですか?

このページでは、変形性膝関節症でお悩みの方の鍼灸症例をご紹介します。
変形性膝関節症について、「 変形性膝関節症の鍼灸治療」をご覧ください。
【変形性膝関節症3】注射器で2度水を抜いた左膝の痛み

来院日:令和2年7月1日
患者:84歳(女性)
主訴:左膝関節痛
来院までの経過
約2か月前から、
左膝に水が溜まる・歩行時に痛む・はばったい感じがある・曲げづらいなどの症状が現れました。
症状が出る前に、座って草取りを頑張ってしまったとのことでした。
病院では「膝に水が溜まっている」と言われ、
2回ほど注射器で水を抜きました。
けれど、すぐにまた溜まってきてしまうため、
「体質を改善した方がよいのでは」と思い、おかだ鍼灸院に来られました。
経過と施術
私が脈に触れると、
炎症を表す脈をしていました。
また、お腹に触れると、瘀血(おけつ)による血行不良を表していました。
▶[参考:瘀血(おけつ)と鍼灸治療]
第1回目
血行を良くするツボと、粘膜の炎症を鎮めるツボに鍼を行いました。
そして、自宅でお灸をしてもらうようにしました。
第2回目
「少し腫れが引いたかな?」とお聞きしました。
今回から、鍼だけでなくお灸も追加しました。
第3回目
左膝内側の痛みが減ってきました。
ただ、はばったい感じはまだ残っていました。
第4回目
「食欲がない」とお聞きしました。
急に暑くなった影響があるかもしれないとお伝えしました。
気温の変化で自律神経が乱れることはよくあります。
自律神経を整えるツボにも鍼を行いました。
膝の腫れはだいぶ引いてきました。
毎日のお灸が効いてきた感じがします。ただ、膝を曲げるとまだはばったい状態でした。
第5回目
「食欲はどうなりましたか?」とお聞きすると、
「食欲が出てきた!」とおっしゃっていました。
足のはばったい感じも取れてきました。
第6回目
「自転車をこぐのが楽になった!」とお聞きしました。
第7回目
膝の状態はだいぶ良くなってきました。
仰向けで膝を曲げたり伸ばしたりしても痛くありません。
ただ、「お座りすると痛い」とのことで、体重をかけるとまだ痛みが出るようでした。
「鍼を受けるようになってから、お通じが良くなった!」と喜んでおられました。
施術は継続中です。
考察

膝に水が溜まる時は、
膝を包む袋(関節包)が炎症を起こしています。
炎症を抑えるために水(滑液)が多く出てしまうのです。
注射器で水を抜いても、また溜まってしまう理由はここにあります。
このような時は、膝の炎症を鎮めるツボに鍼やお灸をすると、炎症が少しずつ落ち着いてきます。その結果として、水も溜まりにくくなっていくことがあります。
※効果には個人差があります。
【変形性膝関節症2】膝に水が溜まってしまった右膝

来院日:平成30年2月20日
患者:50代・女性
症状
来院の1週間前から、
歩くときと立ち上がる動作で右膝に痛みを感じるようになりました。
膝を曲げるたびにボキボキと音が鳴るようになりました。
病院で診てもらうと膝に水が溜まっていると言われ、水を抜いてもらいました。
痛み止めと湿布を処方されたそうです。
右膝の痛みに加え、不定愁訴もあったため当院へ来院されました。
治療と経過
右膝を診ると、
水を抜いてきたとのことでしたが、まだ腫脹がありました。
腹診でお腹の反応を診ると、
精神的な疲労がうかがえ、自律神経も過敏になっていました。
まず、自律神経の乱れを整えるお腹のツボに鍼を行いました。
そして、膝を曲げるたびにボキボキと鳴ることと歩行時の痛みから、
膝関節周りの筋肉を緩めるツボに鍼をしました。
すると、
膝を曲げるたびに鳴っていた音が、その場で急に出なくなりました。
これで第1回目の施術を終えました。
帰り際、玄関で靴を履いて立ち上がった際にも「膝が楽です」とお聞きしました。
第2回目
歩くとまだ痛いけれど、
ボキボキしなくなったとお聞きしました。
膝の腫脹は簡単に治るものではないため、自宅でのお灸を勧めました。
第3回目
右膝の痛みは落ち着いてきました。
ただ、調子が良かったので動きすぎてしまい、また少し音が鳴るようになっていました。
第4回目(施術開始から約1か月)
右膝の腫脹がなくなり、
歩行時の痛みも大丈夫になっていました。
この日は肩こりが気になるとのことでした。
考察
40代・50代になると女性ホルモンの分泌が急激に減るため、血流が悪くなり、関節痛を起こしやすくなります。
自律神経の乱れも起こりやすい時期です。
1か月足らずで腫脹と痛みが改善された理由としては、
自宅でも膝関節の炎症を鎮めるツボにお灸を続けてくださったこと、そして膝自体の骨の変形があまり強くなかったことが考えられます。
※施術の効果には個人差があります。
【変形性膝関節症1】膝を曲げると痛みが出る変形性膝関節症

来院日:平成30年1月29日
患者:40代後半・女性
症状
仕事中にしゃがむ動作が多く、最初は違和感程度だったそうです。
けれど、次第に右膝を曲げると膝の後ろ側が痛くなるようになりました。
以前に当院で肩の治療を受けて症状が改善した経験があり、来院されました。
随伴症状:手足の冷え・体のだるさ
治療の経過
私が脈の状態を診ると、
細い脈をしていました。
川で例えるなら、
利根川のように川幅が広く土手いっぱいに水が入っている状態の人もいれば、
この方の脈は小さな小川のようで、水も少ないように感じました。
これは血液が少なく、
血流が悪いことを意味しています。
そのために手足の冷えも出ていると考えました。
血流が悪いと筋肉も硬くなります。
私は、この血流の悪さが影響して膝に痛みが起こっていると考えました。
施術では、
全身の血流と足への血流が良くなるよう、
骨盤にあるツボを使いました。
その後、
3月に腰が気になると来院されました。前回の膝裏の痛みについてお聞きすると、
「すっかり良くなって、忘れていた!」
とおっしゃっていました。
考察
女性の場合、40代後半になると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下し、血管を拡張させる働きが弱まるため、全身の血流が悪くなります。
この影響と、仕事での膝への負担が重なり、膝関節痛が起こったと考えられます。
早期に改善できたのは、
まだ40代で骨の変形があまり強くなかったこと、そして早い段階で施術を開始できたことが大きかったのではないかと思います。
※施術の効果には個人差があります。
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院には、久喜市・加須市・杉戸町など近隣エリアからも、膝の痛みや腫れでお困りの方が来院されています。
