パニック障害の鍼灸症例|幸手市おかだ鍼灸院

パニック障害で胸に違和感を感じる女性

埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院では、パニック障害による動悸・めまい・息苦しさ・予期不安など、日常生活に支障をきたす症状でお悩みの方が来院されています。

「また発作が起きたらどうしよう」という不安から、外出や仕事が思うようにできなくなってしまう方は少なくありません。

おかだ鍼灸院では、東洋医学の視点からパニック障害の根本的な原因を探り、一人ひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。

▶ パニック障害の鍼灸治療(原因・鍼灸の考え方)はこちら


このようなことでお困りですか?

パニック障害で不安を感じる女性の様子
  • 突然、動悸・めまい・息苦しさ・ふるえが出てくる
  • 検査をしても異常がないと言われた
  • パニック障害・不安障害と診断された
  • 「また発作が起きるのでは」という不安が続いている
  • 電車や車に乗れなくなってしまった
  • 薬を服用しているが、まだ症状が続いている
  • なるべく薬に頼らずに改善したい
  • 仕事や日常生活に支障が出ている

このページでは、おかだ鍼灸院に来院されたパニック障害の鍼灸症例をご紹介します。


パニック障害とは

パニック障害について説明している鍼灸師

パニック障害では、突然、動悸・息苦しさ・冷や汗・めまい・ふるえなどが現れ、「このまま死んでしまうのでは?」と感じるような発作(パニック発作)が起こります。

発作は一定の時間が経つとおさまります。

この発作を繰り返すことで、「また急に発作が起こるのでは?」という不安(予期不安)が続き、日常の行動が制限されるようになります。

また、発作のときに助けを求められない状況や場所を避ける「広場恐怖」を伴うことが多いです。

パニック障害の特徴として、検査をしても異常が見つからないことが挙げられます。男性では50人に1人、女性では20人に1人ほどと言われています。

【参考サイト】日本女性心身医学会

パニック障害の主な症状まとめ

  • パニック発作(動悸・息苦しさ・冷や汗・めまい・ふるえなど)
  • 予期不安(また発作が起きるのではという持続的な不安)
  • 広場恐怖(遠出恐怖・乗り物恐怖・独居恐怖・人混み恐怖など)

日常生活での予防方法

  • 規則正しい生活を送る
  • 毎日1時間以上のウォーキングをする
  • 暴飲暴食をやめる
  • 禁煙・禁酒

パニック障害の4悪(悪化しやすい状況)

  • 過労
  • 睡眠不足
  • 二日酔い
  • 風邪

【症例3】就職活動がきっかけで発症したパニック障害

腹診でみられた反応部位(症例3)
  • 来院日:令和6年11月18日
  • 患者:20代・男性
  • 主訴:パニック障害(軽度)

症状と経緯

4ヶ月ほど前から、緊張すると動悸・めまい・不安感に襲われるようになりました。

発症のきっかけは就職活動と関係していると考えられます。

現在は心療内科で頓服薬と漢方を処方されており、薬を服用してからは電車に乗れるようになりました。病院では軽度のパニック障害と診断されています。

現在も緊張すると、動悸・めまい・不安感が現れるほか、顔の左半分と左腕のしびれ・喉の詰まり・ふるえ・全身の脱力・倦怠感・まぶしさなどの症状が出ることがありました。

施術と経過

初診時の所見

腹診をすると下腹部が軟弱で、みぞおちがやや硬く、東洋医学でいう「腎虚」がうかがえました。

▶ 腹診について詳しくはこちら

また、頸部のツボを押すと免疫(扁桃)の反応がありました。これらがこの男性の不調の原因と考えられるため、対応するツボに鍼を行い第1回目の施術を終了しました。

第2回目

施術を受けた日の夜は眠れませんでしたが、次の日からは眠れるようになりました。

顔と左腕のしびれ・ふるえの症状が出なくなりました。

第3回目

前回施術を受けた日は問題なく眠ることができました。

体の調子は良い感じがするとのこと。目のまぶしさが気になっていました。

第4回目

先週、緊張する場面があり、喉の詰まり・唾液が多く出る・動悸・手足に力が入らないなどの症状が出ました。

第5回目

目のまぶしさがあまり気にならなくなりました。

第6回目

心療内科では「調子が良さそうなので通院しなくても大丈夫。調子が悪くなったら来るように」と言われました。

鍼灸院では、これから始まる仕事・人間関係・疲労などの影響で調子が悪くなることを予防するため、施術を継続中です。

※施術の効果には、個人差があります。


【症例2】急な息苦しさ・動悸をきっかけに発症したパニック障害

腹診でみられた反応部位(症例2)
  • 来院日:令和5年2月21日
  • 患者:60代・女性
  • 主訴:パニック障害

症状と経緯

3ヶ月ほど前に急に息苦しくなり、動悸が起こりました。

それ以来、また同じ症状が起こるのではないかという不安が続いています。

食欲の低下・倦怠感・夜中に何度も目が覚めるなどの症状も現れました。循環器内科を受診したところ、不安障害(パニック障害)ではないかと言われました。

病院から安定剤・漢方薬(半夏厚朴湯・抑肝散)を処方されましたが、漢方薬が合わず1週間で中止しました。

発作を起こす前は車を運転できていましたが、現在は運転できない状態でした。

【参考サイト】不安障害|心の病気について知る(厚生労働省)

施術と経過

初診時の所見

脈診をすると、ピンピンと硬くやや速い脈をしていました。

このような脈は交感神経の過緊張を表します。

腹診では、消化器系の弱り・血液の滞り・自律神経やホルモンバランスの崩れがうかがえました。

これらを改善するツボに鍼を行いました。鍼を怖がっていたため、痛みを感じさせないよう慎重に施術しました。

第2回目

前回施術を受けた後、少し体が軽い感じがあったとのことでした。

第3回目

前回と同じ施術を行いました。

第4回目

「倦怠感・食欲不振の改善がみられた」とお聞きしました。

第5回目

「食欲が湧き、2日前から車を運転できるようになった」とお聞きしました。

いつもはご主人に鍼灸院まで連れてきてもらっていましたが、この日は自分で運転して来院されました。

第6回目(約1ヶ月ぶりの来院)

「施術が空きすぎてしまったら、緊張が出てきて食欲が落ちてきてしまった」とお聞きしました。ただし車を運転して来ることはできており、パニック発作も起きていませんでした。現在はヨガとダンスを始めたとのことでした。施術は継続中です。

考察

自律神経・ホルモン・消化器に関わるツボを中心に施術を行ったところ、不安感や諸症状の改善がみられました。この方の場合は、自宅でのお灸も回復に役立ったと感じています。

症状の改善がみられたからといって、無理をしたり不摂生な生活を続けることには注意が必要です。

この症例は比較的短期間(2ヶ月ほど)で改善がみられましたが、心の病は半年・1年とかかる場合の方が多いです。

※施術の効果には、個人差があります。


【症例1】車でのパニック発作をきっかけに仕事を辞めてしまったパニック障害

腹診みられた反応部位(症例1)
  • 来院日:平成30年10月15日
  • 患者:31歳・女性
  • 主訴:パニック障害

症状と経緯

平成30年2月に、車で会社からお客さんのところへ向かう途中にパニック発作が起こりました。

その後、電車に乗れなくなり、勤めていた会社を辞めました。動悸やパニックが辛く、予期不安から外出しにくい状態が続いていました。

人混み・騒がしい場所・満員電車などに行くと、予期不安から発作が出ないか不安になり、「動悸→呼吸が浅くなる→パニック」という状態になっていました。精神科で「パニック障害」・「不安神経症」と診断され、アルプラゾラムを処方。

内科では茯苓飲合半夏厚朴湯・桂枝茯苓丸を処方されていました。

施術と経過

初診時の所見

脈診・腹診・ツボの反応から、免疫力の低下(慢性扁桃炎)・東洋医学でいう瘀血(おけつ)による血流の停滞・自律神経の乱れ・腎臓の弱りが確認されました。

瘀血について詳しくは、「瘀血と鍼灸治療のページ」をご覧ください。

これらがこの方の体調不良の回復を妨げる原因と考えられるため、改善するツボに鍼を行いました。

第2回目

電話中に脈拍計が120ほどまで急上昇して不安になりました。施術は前回と同じ内容で行いました。

第4回目

施術を受けた翌日に大宮まで車を運転して行きましたが、その際に発作が起こりました。

第6回目

寝つきが悪い・朝眠い・食欲がないなどの症状がありました。

第7回目

大宮まで車で出かけましたが、大丈夫でした。

第8回目

発作が減ってきました。都内に自律神経に良い整体があると知り、ご主人と一緒に電車に乗って行ってみましたが、先生と相性が合わず、考えるだけで夜眠れなくなったため中止されました。

第10回目

3ヶ月前はほぼ市内を運転できる程度でしたが、市外の実家まで車で行けるようになりました。

第11回目

薬の服用をやめてしまいましたが、鍼灸院まで車で来ることができました。
※薬の変更・中断は、必ず主治医にご相談ください。

第12回目

2週間の間に軽い発作が3回ほど出ましたが、薬は服用していない状態でした。浦和まで電車で行けるようになりました。

第13回目

仕事に行き始めました。仕事場に着いた直後は緊張しますが、徐々に落ち着くとのことでした。薬は服用していませんでした。施術は継続中です。

考察

東洋医学では、「恐れ」の感情は五臓六腑の「腎」の弱りと関係すると考えます。

腎の働きについて詳しくは、「東洋医学で考える腎の働き」をご覧ください。

不安神経症の方を多く診ると、「腎」の弱りがある方が多く、この方の不安感も脈・ツボの反応が「腎」の影響を示していました。

また、自律神経の乱れ・腹部の瘀血(おけつ)による循環障害などの影響もありました。

これらを改善することでパニック発作が減り、仕事への復帰ができたと考えられます。

この方は、漢方の先生から食生活の指導を受けたり、動悸が怖くても積極的に散歩をしたりと、日常生活の改善にも取り組まれていました。

鍼灸だけですべてのパニック障害が改善するとは言えませんが、一方では改善される方がいることも事実です。

※施術の効果には、個人差があります。


幸手市だけでなく、久喜市・加須市・杉戸町などからもパニック障害でお悩みの方が来院されています。まずはお気軽にご予約ください。

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