【記事改定日】2026年3月11日
【筆者】国家資格 岡田匡史(鍼灸師)
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院では、不妊(妊活)の鍼灸治療を受けている方から、
「妊娠したら鍼灸はいつまで続ければいいのですか?」
というご質問をよくいただきます。
妊娠が分かった後も施術を続けた方がいいのか、
いつまで通えばよいのか、不安に感じる方も多いと思います。
そこで今回は、不妊鍼灸の施術期間について当院の考え方をご紹介します。
不妊鍼灸の施術期間について

当院では、不妊鍼灸の施術は基本的に以下の段階までを一つの目安としています。
- 採血によるホルモン測定で「妊娠反応陽性」
- 超音波検査(エコー)で「胎嚢」の確認
- 「心拍確認」
これら3つが確認できた段階で、妊活としての鍼灸治療は一区切りとするケースが多いです。
特に心拍が確認されると妊娠が継続する可能性が高くなるため、このタイミングで施術を終了される方も多くいらっしゃいます。
心拍の確認について
一般的に胎児の心拍は、妊娠6〜7週頃に確認されることが多いとされています。
ただし排卵日のずれなどにより、7〜8週頃に確認される場合もあります。
そのため、妊娠判定後すぐに心拍が確認できなくても、1週間後の再検査で確認できるケースも少なくありません。
流産を繰り返している方は妊娠12週まで

ただし、以下のような方には妊娠12週頃まで施術を継続することをおすすめする場合があります。
- 流産を繰り返している方
- 35歳以上(特に40代)の方
その理由は、流産の多くが妊娠初期に起こるためです。
流産は一般的に
・早期流産(妊娠12週未満)
・後期流産(妊娠12週〜22週未満)
に分けられます。
そして流産の多くは早期流産で、約80〜90%が妊娠12週までに起こるとされています。
【参考サイト】▶日本産科婦人科学会「流産・切迫流産」
当院で施術期間を見直した理由

以前、おかだ鍼灸院では
血液検査で妊娠判定陽性が出た時点
で施術を卒業とすることが多くありました。
しかし、
- 妊娠判定後に無事出産された方
- 残念ながら流産となった方
どちらのケースも経験する中で、施術期間について改めて考えるようになりました。
その結果、現在では
流産のリスクが高い方には妊娠12週まで施術を継続することもある
という方針にしています。
流産の原因の多くは染色体異常
妊娠初期の流産の多くは、胎児の染色体異常が原因とされています。
これは精子と卵子が受精して受精卵(胚)ができる段階で決まっている場合が多く、
鍼灸などの治療で防ぐことはできません。
つまり流産の多くは母体の問題ではなく、自然な過程の中で起こる場合もあります。
それでも施術を続ける理由

染色体異常による流産を防ぐことはできませんが、
・体調管理
・血流の改善
・自律神経の調整
・ストレスの軽減
などの面で、鍼灸が体調管理の一助になる可能性はあると考えています。
実際に当院でも、流産を経験された方が施術を継続し、その後無事に出産されたケースもあります。
もちろん鍼灸の効果を断定することはできませんが、
体調管理の一環として施術を希望される方も多くいらっしゃいます。
鍼灸治療は妊娠中にも対応できます

妊娠中は以下のような症状が出ることがあります。
・つわり
・腰痛
・体調不良
・逆子
このような症状に対して、鍼灸によるケアを行うことも可能です。
そのため実際には、
「鍼灸はいつまで」
と明確に区切るというよりも、
体調やご本人の希望を考慮しながら施術を継続するケースもあります。
FAQ(よくある質問)
Q. 妊娠が分かったらすぐ鍼灸はやめた方がいいですか?
A. 妊娠判定後でも、胎嚢確認・心拍確認までは施術を続けることがあります。体調や状況によって判断します。
Q. 流産を防ぐために鍼灸は効果がありますか?
A. 流産の多くは染色体異常によるもので、鍼灸で防ぐことはできません。ただし、流産しやすい方が施術を続けて無事に出産された例もあります。
Q. 妊娠中でも鍼灸は受けられますか?
A. 妊娠中の体調不良やつわり、逆子などに対応することも可能です。
Q. 何週まで鍼灸を受ける方が多いですか?
A. 流産を繰り返している方や35歳以上(特に40代)の方には、妊娠12週まで施術をおすすめすることがあります。
不妊鍼灸について
不妊鍼灸については、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶不妊(妊活)の鍼灸施術
▶妊活に鍼灸治療が良い理由6選
▶不妊・妊活の鍼灸症例集
埼玉県幸手市で不妊鍼灸や妊活の施術をお考えの方は、
おかだ鍼灸院までお任せください。


