生理のたびに動けなくなる、
痛み止めを飲んでも効かない、
そんな状態が毎月繰り返されていませんか?
生理痛は「体質だから仕方ない」と諦めてしまっている方も多いですが、鍼灸治療と自宅でのお灸を続けることで、少しずつ変化が現れてくるケースがあります。
埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院には、久喜市・加須市・杉戸町からも、そのようなお悩みを抱えた方がいらっしゃいます。
このような事でお困りですか?

このページでは、生理痛で当院にいらっしゃった方の症例をご紹介します。
生理痛の鍼灸治療について詳しくは「生理痛の鍼灸治療|薬で痛みが取れない方へ」をご覧ください。
生理痛とは

生理痛(月経痛)とは、生理中に下腹部が痛くなる症状です。
女性なら誰でも経験するものですが、ほとんど痛みがない方もいれば、動けなくなるほどの痛みを伴う方もいます。
日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合を「月経困難症」といいます。
月経困難症には、何らかの病気が原因で痛みが生じる場合と、特に病気はないがストレスや体質などで痛みが起こる場合があります。
生理中の痛みがとても強い場合には、原因となる病気がないかをはっきりさせておくことが大切です。
鍼灸治療で、生理痛は緩和できるのか

当院へいらっしゃる生理痛の方の多くは、
という状態でいらっしゃいます。
そのような方でも、鍼灸治療を続けていくうちに
という変化をお聞きするケースがあります。
ただ、このような状態になるにはあなたの協力と継続的なケア(一定期間)が必要です。

当院では、鍼灸治療を受けていただくだけでなく、自宅でのお灸もお願いしています。
お灸をやったか・やらなかったでは、雲泥の差が出てきます。
昔から「灸百日」という言葉があるように、おおよそ3ヶ月続けていくことで身体の変化を感じてくる方が多いです。
薬で痛みをごまかすことに嫌気がさしている方、薬を飲んでも痛みが強い方は、鍼灸治療を選んでみてはいかがでしょうか。
また、生理痛に頭痛・吐き気・胃腸の不調が重なっている方は、「自律神経失調症専門ページ」も参考にしてみてください。
症例① 様々な不調と生理痛(40歳女性)

来院日 :令和2年3月23日
主 訴: 頭痛・眼球が硬くなる・生理痛・まぶしい・胃腸の不調・肩こり・咳
5年前に婦人科で「月経前気分不快症候群(PMDD)」と言われたことがある。
生理が来ると動けないほどの腹痛が起こり、その後に頭痛と吐き気が起こることが多い。
その他の症状として、
- 車に乗ると「まぶしく」感じ、1時間以上運転すると吐き気がする
- 眼球が硬くなるような感じが起きるが、眼科では異常なしと言われる
- 空腹感はあるが、消化されていない感じがある
咳の症状は10年ほど前からあり、人とおしゃべりをしたり食事をすると止まらなくなる。
病院では「咳喘息では?」と言われ薬を処方されたが、効果を感じなかった。このような状態が続き、家事もできないことがあった。
たまたま車でおかだ鍼灸院の前を通った際に看板を見かけ、いつか来ようと思っていて来院された。
随伴症状
膝の痛み(1年に1度だけ、階段を上れないほどの痛みが1週間続く)・イライラ・不安
施術と経過
腹診・脈診・ツボから、ストレスの反応・自律神経の乱れ・肝の弱りが確認された。
また、生理周期に合わせて頭痛が起こるため、
骨盤の循環を良くする施術が必要と判断し、処置を加える。
■ 第2回目 胃腸の調子が悪く、頭痛があったとお聞きする。自宅でのお灸を勧める。
■ 第4回目 生理が起こり、下腹部の痛みで動けない日が1日あった。翌日に頭痛が起こる。
■ 第5回目 眼球が硬くなるような感じで痛い。
■ 第6回目 前日から生理になった。今回は動けないほどの腹痛ではない。ただし、下腹部が重くて苦しい。生理痛を緩和させるお灸を21壮行うと、施術中に下腹部の重さが消失。
■ 第8回目 この1週間は体調が良かった。口の周りに吹き出物ができたのが気になる程度。
■ 第9回目 生理が来ても動けた。
頭痛も「ちょっと痛いかな?」というレベルで、吐き気もない。以前は水も飲めないほど辛かった。
また、以前は車を運転すると「まぶしく」感じ、1時間ほど運転すると頭痛がしていたが、今は大丈夫になった。
施術は継続中。
考察
最初は頭痛(頭頂部)・眼球が硬くなる・肩こり・まぶしい・胃腸の不調などに注目していたが、一番のポイントは生理痛だった。
生理痛が起きにくい身体づくりに重点を置くようになってから、頭痛・眼球が硬くなる・肩こりなどの症状も改善されてきた。
東洋医学で考えると「肝」の影響を受けていたと思われる。
〔参考:▶東洋医学で考える肝の働き〕
この女性が辛いと訴えていた場所は、足の厥陰肝経(けついんかんけい)と呼ばれる経絡上で、生殖器・目・頭頂部に経絡がつながっている。

また、もう一つのポイントは、月経による女性ホルモンの変動を受けていたことである。
これらに鍼灸でアプローチすることにより、7年続いていた症状の好転がみられてきた。
※同じ症状でも効果には個人差があります。
症例② 耳の詰まりと生理痛(20代女性)

来院日 令和元年6月7日
主訴 耳の詰まり・生理痛
2019年の2月から耳の中が詰まっている感じがあり、音が響く。
耳鼻科では「メニエール病ではないか?」と言われ薬を処方された。
その後、耳の詰まり感は一度消えたが、また発症する。
自覚としては、薬の影響で症状が消失したようには感じなかった。
生理痛は中学生の頃より強く出ており
痛みが起こると日常生活が困難になる。
痛み止めを服用しているが、痛みは強く出る。
漢方薬(桂枝茯苓丸・芍薬甘草湯)も服用している。耳の詰まりが辛いが、生理痛も改善したいとお聞きする。
施術と経過
■ 主訴:耳の詰まりが中心
東洋医学に基づいてお腹・脈・ツボの反応をみていくと、
- 瘀血(おけつ)による血行不良
- 消化器系の弱り
- 腎の弱り
が確認された。
これらが耳の詰まり・生理痛の回復を阻害する原因と判断。
血行を促進するツボ・消化器系の働きを改善するツボ・腎を元気にするツボを使用して施術を行う。
また、自宅では生理痛を改善する三陰交にもお灸をしてもらう。
■ 第2回目 天気のせいか疲れのせいか、今日は両方の耳が詰まった感じがする。施術は同じ。
■ 第3回目 前日から耳の詰まりがひどく、アルバイトを休んでしまったとお聞きする。
症状の改善がみられないこと・施術中に緊張し手汗をかいていることに気づき、自律神経が過敏と判断。施術量を減らす。
■ 第4回目 「耳の詰まりがなくなった」とお聞きする。
■ 主訴:生理痛が中心
生理痛は特に変化がなく、痛みが強かったとお聞きする。
三陰交で改善がみられないため、違うツボに変更する。
■ 第6回目 生理痛が来ないと思っていた矢先に、突然痛みに襲われた。病院で検査をしてもらっている最中に痛みは落ち着いてきた。この痛みは生理痛だった。
■ 第9回目 前回の施術の際に自宅で行うお灸を変更したところ、耳の詰まりが再発したとお聞きする。
お灸を行うツボは以前に戻してもらう。
■ 第10回目 耳の詰まりは、前回施術してから起きていないとお聞きする。
■ 第11回目 生理が、やや早く来た。薬を服用しても辛い時は日常生活が困難になる。しかし今回は、少し動けるようになった。身体が良い方向に舵を切り始めたようだ。
■ 第12回目 「今まで一番生理痛がなかった」「痛みを感じたのは30分間だけ」とお聞きする。生理痛が大分改善された。
現在も施術は継続中。
考察
この女性の「耳の詰まり」・「生理痛」は、瘀血(おけつ)による血行不良・消化器系(脾)の弱り・腎の弱りが影響していた。
瘀血(おけつ)・脾・腎については、下記を参考にしてください。
▶瘀血(おけつ)と鍼灸治療
▶東洋医学で考える脾の働き
▶東洋医学で考える腎の働き
これはお腹や脈の状態から知り得た情報である。
また、施術の回数を重ねていくうちに自律神経が過敏な体質に気づき、鍼による刺激量を減らした結果、耳の詰まりが急激に改善された。
ツボの使い方は、極めて繊細である。
中学生の頃より続いている生理痛は、患っている期間が長かったせいか、改善するには時間がかかった。
生理痛を改善した一番のポイントは、この女性が自宅でお灸を半年近く続けてくれたことである。
このような慢性症状を改善するには、お灸を続けることがとても大切である。
※同じ症状でも効果には個人差があります。
2つの症例に共通しているのは、生理痛だけを追うのではなく、体全体の状態を整えていった点です。
腹診・脈診から体の状態を読み取り、鍼灸と自宅でのお灸を組み合わせることで、長年続いていた症状に変化が現れてきました。
毎月つらい生理痛が続いているなら、一度体の状態を確認してみることをお勧めします。
まずはご予約ください。埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院には、久喜市・加須市・杉戸町からも多くの方がいらっしゃいます。
