不眠の改善症例|鍼灸で眠れる身体を整えた記録

寝不足で体調不良の女性

眠れない夜が続くと、日中の生活にも体にも、じわじわと影響が出てきます。

幸手市・久喜市・加須市など近隣から、そういった状態でお悩みの方が当院に来られています。

病院で薬をもらっても改善しない
検査では異常がないと言われた
——そういった状況で来院される方が多くいらっしゃいます。

このようなことでお困りですか?

不眠について悩む女性
  • なかなか寝つけない、または夜中に何度も目が覚める
  • 薬を飲んでいるのに眠れない状態が続いている
  • 膀胱炎や感染症をきっかけに不眠が始まった
  • 動悸・胃の不調・のぼせなど、他の症状も重なっている
  • 更年期のころから眠れなくなってきた

このページでは、当院で施術を行った不眠の改善症例をご紹介します。

不眠の原因や当院での治療の考え方については、「不眠と鍼灸|眠れない本当の原因を整える治療」をご覧ください。


症例3)コロナ感染後からの入眠困難・中途覚醒(37歳女性)

コロナ感染後の不眠でみられた腹診の反応部位

来院日) 令和7年2月5日
症状) 不眠

1月5日に新型コロナに感染してから、入眠しづらくなった。
また、入眠できても、すぐに目が覚めてしまい、その後もずっと眠れない。

現在、病院で睡眠薬と漢方を処方されて服用している。
薬を服用しても、3時に目が覚めてしまう。

以前は朝まで目を覚まさずにぐっすり眠れていたので、
不眠と縁がなかった。

また、耳鼻科では「慢性上咽頭炎」と言われて
Bスポット療法を受けている。

しかし不眠の改善がみられなかったので、
インターネットで慢性上咽頭炎に対応できる鍼灸院を見つけて受けに来られた。

随伴症状)
のぼせ・胃もたれ・下痢・胸やけ・喉の詰まり・生理痛・動悸

施術と経過

腹診を行うと、
腹大動脈の拍動が「みぞおち」の近くまで感じる。

また、心窩部を押すと圧痛を確認した。
後頭部はブヨブヨしている。

脈診を行うと、
「疲労」「血流が悪い」「自律神経の乱れ」などの確認が取れた。

これらを改善するツボに鍼を行い、不眠に効果のあるツボにお灸を行う。

■第2回目
前回施術を受けて頭が「スッキリ」した。
しかし「金縛りにあい悪夢を見た」とお聞きした。

また「胃もたれ」と「ゲップ」も気になるようだった。
自宅でお灸をするように勧めた。

■第3回目
前回施術を受けてから
「金縛り・悪夢を見ていない」とお聞きした。

今日は胃の調子も良い。
ただ、不眠は変わらず。自宅でのお灸を中止にする。

■第4回目
「少しずつ眠れるようになってきた」とお聞きした。

■第5回目
前回施術を受けた日は「5時間眠ることができた!」とお聞きした。

■第7回目
子供の風邪をもらって体調を崩したら、
少し眠れなくなったが大丈夫そう。

■第8回目
「最近は夜に1回だけ目を覚ますことがあるけれど、すぐに眠れるようになった」とお聞きした。
現在も施術は継続中。

考察

この女性の場合、
腹診をした時に腹大動脈の拍動を強く触れました。

通常、健康な方の場合はあまりこの拍動は触れません。
このような反応がある時は、自律神経の乱れを表します。

腹診については、「自律神経失調症で見られるお腹のサイン」をご覧ください

また、後頭部を触るとブヨブヨして循環が悪くなっていることがわかりました。

これらのことから自律神経・血流をポイントにして施術を行ったことが功を奏したと感じられます。

自律神経については「自律神経失調症の鍼灸治療」を参考にしてください。

※同じ症状でも効果には個人差があります。


症例2)膀胱炎をきっかけに始まった不眠・息苦しさ(40代女性)

不眠と息苦しさでみられた腹診の反応部位

来院日) 平成28年6月21日
症状) 不眠・息苦しい

不眠は6月7日より発症する。
不眠になる前に膀胱炎になってしまい抗生物質を服用する。
膀胱炎の症状は治まるが、その後から不眠が始まり、睡眠薬を飲んでも眠れなくなってしまった。

内科では特に異常がないと言われる。
漢方薬(柴胡加竜骨牡蛎湯)も処方され服用しているが、
効果を感じない。

睡眠時間は1時間ぐらいしか眠れない。
その他の症状は胃もたれや食欲がないなどがある。
体調が良くならないので鍼灸をやってみようと来院する。

施術と経過

お腹の状態を診させてもらうと、
自律神経の過敏タイプであることがわかる。

また、不眠が起きる前に膀胱炎を起こしていたので、
免疫の反応が強く出ていた。
交感神経の過緊張を緩め・お腹の血流を改善し・免疫力を高めるツボに鍼をして第1回目を終える。

■第2回目
前回の治療後、体が楽だった。
家族からも顔色が良いように言われたようだった。

食欲はなかったが、少し食べられた。
しかし眠ることはできなかった。眉間のあたりが気になる。
また、目をつぶっていても勝手に眼球が動いてしまう。

■第3回目
特に変化なし。

■第4回目
施術後は身体は楽になるが眠れない状態が続いている。
日中、立っているのもきつくて座ってしまったそうです。

また、目の下がクマになっていらっしゃるので、かなり辛い様子。
いつも通りに施術をした後にお灸も行う。
自宅でもお灸を行ってもらうことにする。

■第5回目
前回の施術をした日にようやく4時間眠れる。
次の日は7時間眠れたとお聞きする。
体が良い方向に舵をきったようだ。

■第6回目
5〜6時間は眠れるようになる。
身体の状態も回復してきた。

■第9回目
6時間は眠れる。睡眠薬も減らすことができた。
以前のような目をつぶっている時の眼球の動きがなくなる。
治療は継続中。

考察

身体がこじれている方は、回復するのに時間がかかります。

この方は施術の間隔があまり空かないように来院したことと、
お灸をしっかり行ったことで不眠が解消されてきたと考えられます。

※同じ症状でも効果には個人差があります。


症例1)更年期による動悸・不眠・食欲不振(50代女性)

更年期にみられた腹診の反応部位

来院日) 平成28年2月8日
症状) 動悸・不眠・食欲不振・肩こり

一年以上前から動悸・不眠・身体のだるさ・胃の不調・頭がぼーっとしてフラフラするなどの症状があり、仕事ができないので辞めてしまう。

特に気になるのは動悸が起こりやすく、
病院で検査をしてもらったが異常がないと言われる。

健康食品や漢方薬などを飲んでいるが効果がないので来院する。

施術と経過

安静時の脈拍が90(1分間)を超えているので速めの脈をしている。
また、脈も細い。

ホルモンバランスの崩れによって、交感神経の興奮がうかがえる。

お腹の圧痛は、瘀血(おけつ)による
循環障害と肝臓の弱りを表している。

これらを改善するツボに鍼施術を行う。

治療中も軽い動悸があると言っていたけれど、おさまる。
鍼灸の効果が持続するように、シール鍼を貼って第1回目の施術を終了とする。

■第2回目
お腹の調子は良い。
しかし、病院で処方された漢方薬(当帰芍薬散)を服用した後に動悸がして辛かったので、服用するのをやめたとお聞きする。

■第3回目
やや動悸が減る。

■第4回目
来院前にコーヒーを飲んだら動悸してきたと聞いたので、カフェインの入っている緑茶やコーヒーを飲まないように勧める。

■第5回目
動悸が減るが肩の張りが気になる。自宅でお灸を開始。

■第9回目
動悸もほとんど出ない。肩の凝り感もない。
お腹の調子も大丈夫。お灸をすると良く眠れる。

考察

更年期に入ると、卵巣機能の低下が起こります。

このような時期は交感神経が興奮しやすく、体にさまざまな症状を表します。
この症例も典型的な更年期障害の症状を表していました。

更年期については、「更年期障害は鍼灸で日常生活を楽に」をご覧ください。

※同じ症状でも効果には個人差があります。


不眠の原因や当院での治療の考え方については、「不眠と鍼灸|眠れない本当の原因を整える治療」をご覧ください。


ご予約について

幸手市・久喜市・加須市・杉戸町など近隣にお住まいの方はもちろん、埼玉県内各地からご来院いただいています。

不眠でお悩みの方は、お電話にてご予約をお受けしています。

おかだ鍼灸院 院長。

東洋医学(脈診・腹診)を中心に、
自律神経の不調や不妊(妊活)のお悩みを
26年以上臨床でサポートしています。

岡田匡史(国家資格・鍼灸師)をフォローする