四十肩・五十肩の痛みを楽にするツボ8選

肩に手を当てる女性 ツボ情報

四十肩・五十肩のツボ一覧

痛みの部位ツボ①ツボ②
肩関節前面尺沢陰陵泉
肩関節外側曲池条口
肩関節後面(外側よりの痛み)外関陽陵泉
肩関節後面(肩甲骨上の痛み)後谿承山
五十肩で使用するツボ一覧

これらのツボにお灸を行うと、肩関節の痛みを楽にしてくれることがあります。


四十肩・五十肩が起きる原因は?

ソファーに座り顎に手を当てる女性

20代・30代の頃は、肩が痛くなっても湿布を貼っておけばすぐに治っていたのに、
ずっと痛みが続く……。

そのような方は、四十肩・五十肩になってしまったのかもしれません。

標準整形外科学(医学書院)によると、
五十肩は「50歳代を中心にした中高年者に明らかな外傷なく生じ、疼痛と関節拘縮を主徴候とする病態」と定義されており、病因は不明とされています。

最初は「少し肩が痛いかな?」と感じる程度だったものが、本格的に痛くなってくる方が多いようです。

夜も眠れないほどの激痛・腕を動かした時に「ピキッ」と走る痛み・腕が上がらない・手を腰に回せない、といった状態になる方もいらっしゃいます。

五十肩の病因は不明とされていますが、女性の場合は女性ホルモンが関係していると思われます。

40歳を超えてくると卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌が減少してきます。

その影響を受けて血行不良が起きやすくなり、四十肩・五十肩だけでなく、肩こり・腰痛・腱鞘炎になる方が増えてきます。

女性ホルモンの減少による体調不良について知りたい方は、「更年期障害の鍼灸治療」をご覧ください。

参考:女性ホルモンの減少は自律神経に影響を及ぼし、血管を収縮させます。また、女性ホルモン自体の血管拡張作用も低下するため、血行不良が起こりやすくなります。


四十肩・五十肩は、体操をした方が良いの?

手を広げ立つ院長

肩が痛くて整形外科や整骨院へ行くと、肩の体操を勧められることが多いようです。

確かに、四十肩・五十肩では肩の動きが悪くなるため、体操で関節の可動域を広げることは重要です。

しかし、五十肩には「急性期→慢性期→回復期」という病態の流れがあり、
炎症の激しい急性期にマッサージを受けたり積極的に関節を動かすと、かえって悪化することがあります。

以前、当院に来られた女性は、
整形外科で体操を勧められ毎日行っていたところ、眠れないほどの痛みになり、痛み止めも注射も効かない状態になって手術を勧められた方がいました。

急性期に無理な体操を続けたことで、炎症を助長させてしまったのだと思われます。

関節の動きが悪くなっても、日常生活で使っているうちに1年ほどで動かせるようになる方が大半です。

痛みが激しい時期は無理をせず、炎症と痛みが落ち着いた慢性期・回復期から、少しずつ体操で可動域を広げていくと良いでしょう。

肩の痛みについて詳しく知りたい方は、「四十肩・五十肩の鍼灸治療」をご覧ください。


肩の痛みを楽にするツボ8選

肩関節前面の痛みを楽にするツボ

肩関節前面の位置を示す人体図

ポイント
肩関節前面の痛みを楽にするツボは「尺沢(しゃくたく)」と「陰陵泉(いんりょうせん)」です。

①尺沢(しゃくたく)

尺沢の位置を示す人体図

尺沢は、肩関節の前面を通る経絡に属しているため、肩前面の痛みを楽にしてくれることがあります。

肘を曲げ伸ばしした際にできる線上の、上腕二頭筋腱の外側にあります。

②陰陵泉(いんりょうせん)

陰陵線の位置を示す人体図

陰陵泉は足にあるツボですが、尺沢と併用すると効果を高めて、肩前面の痛みを楽にしてくれることがあります。もちろん、単独で使用しても効果があります。

膝の内側にあるツボで、脛骨を指で沿わせながら上方にたどると骨がカーブしているところがあります。そのカーブで指が止まる骨の縁がツボの位置です。


肩関節外側面の痛みを楽にするツボ

肩関節外側面の位置を示す人体図

ポイント
肩関節外側面の痛みを楽にするツボは「曲池(きょくち)」と「条口(じょうこう)」です。

③曲池(きょくち)

曲池の位置を示す人体図

曲池は、肩関節の外側を通る経絡に属しているため、肩外側面の痛みを楽にしてくれることがあります。

肘を曲げた時にできる皺(しわ)の端にとります。

④条口(じょうこう)

条口の位置を示す人体図

条口は足にあるツボですが、曲池と併用すると効果を高めて、肩外側面の痛みを楽にしてくれることがあります。もちろん、単独で使用しても効果があります。

足三里から下方に5寸の場所にあります。

参考:3寸は人差し指から小指までの幅、2寸は人差し指から薬指までの幅です。


肩関節後面(外側よりの痛み)を楽にするツボ

肩関節後面(外側より)の位置を示す人体図

ポイント
肩関節後面・やや外側の痛みを楽にするツボは「外関(がいかん)」と「陽陵泉(ようりょうせん)」です。

⑤外関(がいかん)

外関の位置を示す人体図

外関は、肩関節の後方を通る経絡に属しているため、後面の痛みを楽にしてくれることがあります。

手首の中央から肘に向かい、人差し指から薬指の幅の中央にあります。

⑥陽陵泉(ようりょうせん)

陽陵泉の位置を示す人体図

陽陵泉は足にあるツボですが、外関と併用すると効果を高めて、肩後面の痛みを楽にしてくれることがあります。もちろん、単独で使用しても効果があります。

腓骨頭と呼ばれる骨の直下・やや前側にあります。


肩関節後面(肩甲骨上の痛み)を楽にするツボ

肩関節後面(肩甲骨上)の位置を示す人体図

ポイント
肩関節後面・肩甲骨上の痛みを楽にするツボは「後谿(こうけい)」と「承山(しょうざん)」です。

⑦後谿(こうけい)

後谿の位置を示す人体図

後谿は、肩の後方・肩甲骨上を通る経絡に属しているため、肩関節後面の痛みを楽にしてくれることがあります。

手を握った際にできる小指のしわの上端にあります。

⑧承山(しょうざん)

承山の位置を示す人体図

承山は足にあるツボですが、後谿と併用すると効果を高めて、肩関節後面の痛みを楽にしてくれることがあります。

もちろん、単独で使用しても効果があります。

アキレス腱から上方に向かって指腹で擦り上げて止まるところ、腓腹筋内側頭と外側頭の間にあります。


施術をご希望の方は、ご利用の流れをご覧ください。

おかだ鍼灸院 院長。

東洋医学(脈診・腹診)を中心に、
自律神経の不調や不妊(妊活)のお悩みを
26年以上臨床でサポートしています。

岡田匡史(国家資格・鍼灸師)をフォローする
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