鍼灸は治療時間が長い方が効果があるの?

東洋医学の基本

【記事改定日】令和8年5月14日
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)

「時間が長い=効果がある」は本当か?

時々、患者さんの中には、治療時間が長い方が効果があると思っている方がいらっしゃいます。

確かに、鍼灸院・整体院・リラクゼーションなどのホームページをみると、

  • 30分 ○○○○円(お試し)
  • 60分 ○○○○円(スタンダード)
  • 90分 ○○○○円(プレミアム)

という形で書かれていることがあります。

これを見ると、「90分が効きそうだな〜」と思うかもしれません。

しかし、鍼灸治療で考えると、長く治療をすれば効果があるわけではありません。


ぎっくり腰を例に考えてみると

例えば、
ぎっくり腰の場合は、はいつくばってベッドに上がる状態の方もいらっしゃいます。

そのような時に、じっくり90分もかけて治療をしていたら、かえって動けなくなることがあります。

私だったら、さっさと治療を終えて楽にしてほしいです。

このような場合は、なるべく「短い時間」で「ポイント」を絞って施術をした方が、体への負担も少なく、症状が軽減することが多いです。


治療時間が長すぎると体への負担が増す

これは、ぎっくり腰だけの話ではありません。

めまい・頭痛・動悸・食欲不振・下痢・不眠・肩こり・坐骨神経痛・手足のしびれなど、さまざまな不調でも同じです。

治療時間が長いほど、患者さんへの負担が増します。

これは、健康な方・丈夫な方・刺激に強い方には分かりづらいことかもしれませんが、

  • 極度に体力が落ちている方
  • 激痛の方
  • 身体が繊細な方
  • 不安が強い方

では、ドーゼオーバーになることがあります。


当院での施術時間について

私が見た限りでは、経験のある先生ほど、このことを踏まえながら短時間でポイントを絞って施術している印象があります。

私の場合は、
その日の患者さんの【状態】を確認してから、【体質】・【症状】などを考慮して30分前後で施術をしています。

そのため、早く終わる時もあれば、少し時間がかかる時もあります。

ときどき、もっと治療をしてほしそうな方もいらっしゃいますが、
「過ぎたるは及ばざるが如し」というように、ほどほどが良い結果につながっています。


鍼灸治療をご希望の方は、以下のページでご予約の流れをご確認いただけます。


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