更年期に入ってから出血が止まらない。
病院では「様子を見ましょう」と言われたものの、このまま続くのではないかと不安になっている——
そのような方もいらっしゃるのではないでしょうか。
幸手市・久喜市など埼玉県北東部にお住まいの方も、
同じようなお悩みで当院に来院されることがあります。
このページでは、更年期によるホルモンバランスの乱れが原因と考えられた不正出血の症例をご紹介します。
このような事でお困りですか?

このページでは、更年期によるホルモンバランスの乱れによる不正出血が、鍼灸施術で改善した症例をご紹介します。
症例概要
来院日: 平成30年10月24日
患者: 48歳 女性
主訴: 不正出血
来院までの経緯
約1か月前から不正出血が止まらない状態が続いていました。
婦人科を受診したところ、更年期によるホルモンバランスの乱れが原因と言われ、子宮筋腫も確認されていましたが、経過観察中で特に処置は受けていませんでした。
以前、別の鍼灸院に通っていた時期に体の調子が良かったとのことで、その先生が体調不良で施術を受けられなくなったのを機に、
ホームページでおかだ鍼灸院を探して来院されました。
随伴症状: 不安が体に出やすい・胃の不調・肩こり・背中のこり
初診時の状態

腹診では大きな反応はみられませんでした。
しかし、脈の状態から、
副腎の弱り・やや交感神経の緊張・脾臓の弱りを感じました。
また舌の状態が白っぽく、血虚(血の不足)の傾向もみられました。
まずはこれらの状態を整えることを優先し、施術を開始しました。
治療と経過
第一回目
脈・舌の状態をもとに、副腎・脾臓の弱りと血虚を改善するツボに鍼を行いました。
第二回目
出血は変わらず続いており、量も多い状態でした。
施術の方向性は前回と同様とし、自宅でのお灸も開始していただきました。
第三回目
出血は依然として続いており、
心配になって再度病院を受診されました。
貧血の薬が処方されましたが、
引き続き経過観察となりました。
出血が変わらず続いていたため、
同じアプローチでは変化が出にくいと判断し、
施術方法を変更しました。
自宅でのお灸をやめ、シールタイプの鍼(円皮鍼)に切り替えました。
第四回目
前回の施術を受けた翌日から出血が少し減り始め、
さらに翌日には大分減り、
その翌日にはほぼ止まったとお聞きしました。
施術の変更が功を奏した印象でした。
第五回目
引き続き経過を確認しながら施術を継続しました。
第六回目
不正出血は完全に止まっていました。
胃の不調も以前より軽減し、
不安感も少し落ち着いてきたとのことでした。
肩こり・背中のこりも、この時点では気にならなくなっていました。体全体のバランスが整ってきた結果だと、私は感じています。
考察
子宮内膜はエストロゲンの作用によって増殖し厚くなります。
その後プロゲステロンの作用によって分泌期に移行し、着床しやすい状態になります。
そしてエストロゲンとプロゲステロンの分泌が低下すると、子宮内膜が剥がれて月経となります。
ところが更年期になると、
このエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。
エストロゲンの作用によって子宮内膜は増殖するものの、
プロゲステロンが十分に働かないため分泌期に移行できず、
不規則に子宮内膜が剥がれて出血が長引くことがあります。
この方も同様に、
ホルモンバランスの乱れが出血の長期化につながっていたと私は感じています。
東洋医学的には、
脈診から副腎の弱り・交感神経の緊張・脾臓の弱りを確認し、血虚の状態もみられました。
ホルモンバランスの乱れの背景に、
こうした体全体のアンバランスがあったと考えています。
施術の方向性を途中で見直したことで第四回目以降に変化が現れ、不正出血の改善とともに胃の不調や不安感といった随伴症状にも良い影響が出たと感じています。
よくある質問
不正出血があっても鍼灸を受けられますか?
出血が続いている状態でも施術は可能です。
ただし、まず婦人科での診察を受けていただき、
原因を確認したうえでご来院されることをおすすめしています。
この症例でも、婦人科と並行して施術を行いました。
子宮筋腫がある場合でも施術を受けられますか?
はい、施術を受けることができます。
当院には、子宮筋腫があっても施術を受けに来られる方はいらっしゃいます。
何回くらいで改善しますか?
この症例では第四回目の施術後から出血量が減り始め、第六回目には止まっていました。
ただし状態は方によって異なりますので、目安としてお考えください。
随伴症状(胃の不調・肩こりなど)も一緒に診てもらえますか?
はい、施術では主訴だけでなく体全体のバランスを確認しながら行います。
この方も、不正出血の改善とともに胃の不調・不安感・肩こりなどの随伴症状にも変化が出ました。
更年期の症状全般に鍼灸は対応できますか?
はい、更年期の症状に対応しております。
当院は、女性ホルモンを分泌する「副腎」に着目して施術を行っております。
更年期による頭痛・めまい・動悸・食欲不振・イライラ・ホットフラッシュなど、多数の方が来られています。
詳しくは、「更年期障害の鍼灸治療ページ」をご覧ください。

「このまま様子を見ていて大丈夫なのか」と、
不安を抱えたまま過ごしている方もいらっしゃるかもしれません。
そのような時は、一人で抱え込まずにご相談ください。
体の状態を確認しながら、一緒に考えていきます。
当院は幸手市・久喜市・加須市など埼玉県北東部の方が多く来院されています。
不正出血や更年期の症状でお悩みの方は、まずはご予約ください。
更年期の症状は、自律神経の乱れと関係しているケースも少なくありません。
▶ 自律神経失調症の鍼灸治療について
