めまいの鍼灸症例一覧|埼玉県幸手市おかだ鍼灸院

鍼灸院でめまいの不調を相談する女性

※めまいの原因・施術方針について詳しく知りたい方は
めまい鍼灸治療について詳しくはこちら

埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院です。

当院では、これまでにさまざまなタイプのめまいに対応してきました。
幸手市だけでなく、久喜市・加須市・杉戸町・五霞町・古河市などからも来院されています。

診断名が同じでも、体質や背景によって改善までの経過は異なります。

特に当院では、

  • ストレスによる自律神経の乱れ
  • 更年期によるホルモンバランスの変化
  • 疲労や血流低下によるふらつき

に伴うめまいの改善例が多くあります。

検査で異常がないめまい・繰り返すめまいの背景には、自律神経の乱れが隠れていることが少なくありません。
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良性発作性頭位めまい症(BPPV)の症例

寝返りで起こる回転性めまい(49歳男性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成31年2月12日
患者:49歳男性
主訴:回転性のめまい

10日ほど前から、寝ようとした時や寝返りをする際に回転性のめまいが起こるようになった。

めまい以外にも、風邪を引いた時のような倦怠感があり、集中力が低下している感じがある。

耳鼻科では「首のこりが原因ではないか」と言われ、耳には特に異常なし。
脳・頚部のMRI検査でも異常は認められなかった。

以前はマッサージによく行っていたが、最近は行っていなかったため、それが原因ではないかと心配されていた。


■施術と経過

第1回目
腹診では肝の弱りを示す反応がみられた。手汗をかきやすい体質もあり、自律神経が過敏な傾向がうかがえた。
ベッドに仰向けになるとめまいが出るとのこと。

肝の働きを整える目的で関連するツボに鍼施術を行う。施術後、腹部の反応は軽減した。

第2回目
前回、自律神経が過敏な体質のため倦怠感が出る可能性を説明していたが、実際に少し出たとのこと。
しかし、2日後にはめまいの軽減を感じた。

その後、朝の寝返りで一度めまいが出たが、身体の反応は前回より落ち着いていた。

第3回目
めまいは回数が減少。朝晩に出ることがあるが頻度は低下している。
原因として静電気が関係しているのではないかと不安を感じている様子もあった。

第4回目
朝起床時に軽いめまいがあるが、夜は出ていない。

第5回目
3日間めまいは出ていない。

第6回目
前回以降、胃の不快感が軽減。
めまいは1週間前に2回ほど違和感程度があったのみで、日常生活に支障はないとのこと。

以前は施術ベッドからゆっくり起き上がっていたが、この日は不安なく起き上がれる状態を確認できた。


■考察

東洋医学的にみると、肝の働きの低下がめまいに関与していた可能性がある。

肝には血を貯蔵し、必要な部位へ巡らせる働きがあるとされる。
この働きが低下すると、平衡感覚に関係する内耳や小脳への血流バランスが乱れ、めまいにつながることがあると考えられる。

また、肩こりもみられ、筋緊張の影響も推測された。

※施術の効果には個人差があります。

良性発作性頭位めまい症と診断された48歳女性

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成31年2月2日
患者:48歳女性
主訴:回転性のめまい

先日、ディズニーシーに家族で遊びに行った。電車で行ったため、とても疲れた。

その後、ふらつきが現れるようになる。さらに次の日になると、グルグル回るような回転性のめまいが起きるようになった。

仰向けに寝る動作をしたり、振り向くとめまいがする。

施術と経過

施術ベットに仰向けで寝ると「めまい」が起きるとの事で、座ったまま身体の状態を確認する。

脈の状態を診ると、消化器系の弱り(脾虚)がある。 これを改善するツボに鍼をして、施術を終える。

この女性は耳鼻科に行っていなかったため、病名は分からなかった。

鍼灸師は病気の診断をすることはできないが、「耳の中にある耳石の影響でめまいが起きている可能性がある」とお伝えした。

■第二回目
耳鼻科にも行ってきたとお聞きする。耳鼻科の先生にも同じような事を言われ、「良性発作性頭位めまい症」と診断されたとのこと。

めまいは前回の施術後から軽減してきたと聞く。今日は施術ベットに仰向けに寝ることができる。

■第三回目
めまいの症状は出ていない。しかし、「まためまいが出るのでは?」という不安があるとお聞きする。

■第四回目
めまいの症状が出ていない日が続いているため、めまいの施術は終了とする。 背中のこりが気になるとの事で、背中の施術を継続。

考察

この女性の場合、特に消化器系(脾)の働きが弱っていた。

東洋医学では、脾の働きには「昇精作用(しょうせいさよう)」があると考えられている。 この作用が弱ると、頭部への栄養供給が十分でなくなり、その影響で眩暈(めまい)が起こることがある。

消化器系(脾)の働きを整える施術を行った結果、症状の軽減がみられた。

経験上、良性発作性頭位めまい症は自然に軽快することもあるが、回復までに1~3か月程度かかるケースも多い。

※施術の効果には個人差があります。

インフルエンザ後に発症した回転性めまい(40代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成31年1月31日
患者:40代女性
主訴:めまい・食欲不振

2週間前にインフルエンザにかかる。その後、薬を服用するが1週間たっても体調が改善しない。 しかし、ずっと仕事を休んでいるわけにはいかないので出勤した。

電車の中で体調が悪くなり、近くの人に助けを求め、駅員さんを呼んでもらう。 その後なんとか家に帰るが、グルグル回るめまいが起こるようになり、救急車で病院へ行く。

病院では「良性発作性頭位めまい症」と診断された。 「3日もたてば治る」と説明を受けたが、改善がみられず1週間ほど経過していた。

その後、鍼灸がめまいに対応していると知り来院された。

施術と経過

インフルエンザ後から体調が回復しきっていない様子。 食欲もなく、固形物を食べることができない。

下を向くとめまいが強く、真っすぐ歩けない状態。 来院時も壁によろけながら歩いていた。

身体の状態を確認すると、免疫力の低下(慢性扁桃炎反応)と消化器系(脾)の弱りがみられた。 これらを整えるツボに鍼を行う。

施術は仰向けのみで行う。うつ伏せはめまいが出るため避けた。

良性発作性頭位めまい症は回復までに時間がかかる場合もあることを説明し、第一回目を終了。

■第二回目
前回施術後から体調がやや改善。 食欲が出て、犬の散歩に行けるようになった。 うつ伏せも可能になる。 ただし、下を向くとまだ軽いめまいが出る。

■第三回目
自分で運転して来院できるようになる。 症状は最初を10とすると2程度まで軽減。 仕事にも復帰。

■第四回目
約1か月後に肩こりで来院。 めまいについて伺うと「忘れていた」とのこと。

考察

インフルエンザ後から体調が戻らなかったことから、免疫力の低下と消化器系の弱りが背景にあったと考えられる。

扁桃部は自律神経と関係が深く、慢性的な炎症があると体調不良が続くことがある。

また、東洋医学では脾の働きが弱ると、頭部への栄養供給が十分でなくなり、めまいが起こることがあると考える。

これらを整える施術を継続した結果、症状の軽減がみられた。

※施術の効果には個人差があります。

美容室でシャンプー中に発症した回転性めまい(60代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和3年7月13日
患者:60代女性
主訴:めまい

美容室でシャンプーをしてもらっている最中に「めまい」が起き、救急車で病院へ搬送された。

検査の結果、「良性発作性頭位めまい症」と診断された。

7年前にも同じ病気になったことがあり、その時は鍼で良くなった経験がある。 そのような経緯で来院された。

施術と経過

脈は緊張傾向でやや速い。 腹診では、みぞおちの硬さと瘀血の反応がみられた。

これらは自律神経の乱れや血行不調が関係している可能性があるため、 それらを整えるツボに鍼を行い、第一回目を終了。

■第二回目
頭が重い感じはあるが、めまいの頻度は減っている。

■第三回目
めまいはほとんどない。

■第四回目
臀部痛・下肢痛が出たため、その部位を中心に施術。

■第五回目
臀部痛・下肢痛も軽減。 めまいは起きていない。

考察

この女性は鍼に対する感受性が良い体質で、 軽い刺激でも身体の緊張が緩む傾向があった。

慢性化しためまいではなかったこともあり、 比較的早期に軽減がみられたと考えられる。

※施術の効果には個人差があります。

旅行後に発症した良性発作性頭位めまい症(30代後半女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年5月24日
患者:30代後半女性
主訴:めまい

4月上旬に京都へ旅行へ出かけた際、旅行中に突然めまいが発症。
病院では「良性発作性頭位めまい症」と診断されました。

体操と服薬で症状の軽減はみられたものの、
・朝起きた時のめまい
・後頭部の頭痛が一日中続く
といった状態が残っていました。

当院に通院されているお母様の勧めで来院されました。

随伴症状:
肩こり・イライラ・体のだるさ・手足の冷え・のぼせ


■施術と経過

第1回目
脈は交感神経緊張をうかがえる状態。
腹部では肝臓への血流の滞り、自律神経の過敏を示す反応、免疫力低下を示す反応がみられました。
これらを整える目的で鍼施術を行いました。

第2回目(1週間後)
朝起きた時のめまいは消失。
しかし後頭部ののぼせ感と頭痛が残る。
施術中、うつ伏せから仰向けに移動した際に30秒ほどめまいが出現。

第3回目
めまいは出ていない。
後頭部の重さのみ残る。
頭痛薬を服用するほどではなくなった。

第4回目
めまい・後頭部の重さ・頭痛ともに消失。
施術終了としました。


■考察

良性発作性頭位めまい症は、内耳の耳石が三半規管に入り込むことで発症するといわれています。
体操により改善することも多い疾患ですが、症状が長引くケースもあります。

本症例では、自律神経の緊張状態や血流の滞りを整える施術を行った結果、症状の改善がみられました。

※症状の経過や改善には個人差があります。

自律神経失調症・BPPVと診断された30代女性

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和4年7月15日
患者:30代女性
主訴:めまい

仕事へ行く準備をしていた際、急にめまいが起こる。

歩くとふわふわし、目を閉じるとグルグル回る感じがある。
立ち上がる時・向きを変える時にもめまいが出る。

最初に耳鼻科を受診したが、検査ができず「自律神経失調症」と言われる。
その後、救急搬送され総合病院でMRIなどの検査を受けるが異常はなし。
別の医師からは「良性発作性頭位めまい症(BPPV)ではないか」と説明を受けた。

ネットで鍼灸がめまいに対応していることを知り来院。

服薬:
ベタヒスチンメシル酸塩錠、メトクロプラミド錠、トラベルミン配合錠、苓桂朮甘湯エキス、グランダキシン錠


■施術と経過

第1回目
腹診では腹大動脈の拍動が強く触れ、みぞおち・臍周囲・臍の斜め下に圧痛がみられた。
これらは自律神経の乱れ、ストレス、消化器系の弱り、瘀血などを示す反応と考えられる。

それらを整える目的で鍼施術を行った。

第2回目
歩くとふわふわする感じ、目を閉じるとグルグル回る症状は消失。
「目を閉じると少し重い感じがする」との訴えあり。

第3回目
めまいおよび不快症状は消失。施術終了とした。


■考察

本症例では、医療機関で「自律神経失調症」「良性発作性頭位めまい症」と説明を受けていた。

鍼灸では診断名に対して施術を行うのではなく、
腹部・脈・ツボの反応から身体の状態を把握し整えていく。

この方の場合、自律神経の乱れや消化器系の弱り、瘀血の傾向がみられ、
それらを整えることにより症状の軽減がみられたと考えられる。

めまいの経過には個人差があり、1か月以内で落ち着くケースもあれば、数か月かかる場合もある。

※施術の効果には個人差があります。


メニエール病の症例

耳鼻科でメニエール病と診断された(40代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年10月3日
患者:40代女性
主訴:めまい・耳鳴り・微熱・食欲不振

1か月以上前に39度の高熱が続いた。
病院で血液検査を受けたが特に異常は見つからず、高熱の原因は不明であった。
その後、めまいが出現した。

病院ではメニエール病と診断され、アデホスコーワ・メリスロン錠・メコバラミン錠を処方された。

しかし、1か月経過しても症状の改善がみられず、
知人の紹介をきっかけに当院へ来院された。


■施術と経過

第1回目
脈の状態から自律神経の乱れがうかがえた。
腹部では瘀血(おけつ)傾向による循環の低下や免疫力低下を示す反応がみられた。

これらの状態を整える目的で関連するツボに鍼施術を行った。

第2回目
大きな変化はみられない。耳鳴り(キーンという音)は続いている。
夜間に37.5度程度の微熱がある。
前回の施術にお灸を追加した。

第3回目
腹部の不快感が軽減。食欲は7割ほど回復。
耳鳴りも軽減し、体温は36.8度と平熱に戻ってきた。
めまいはまだ残っている。

第4回目
腹部のムカムカは消失。耳鳴りは感じなくなった。
めまい・ふらつきは約7割軽減。

第5回目
めまいは約9割軽減。わずかに違和感が残る。

第6回目
仕事復帰を予定している。復帰が近づき緊張が強まったためか、軽いめまいを感じ来院された。


■考察

本症例では、免疫機能の低下や循環の不良、自律神経の乱れが背景にあった可能性が考えられる。

東洋医学では、これらの状態が続くことで体の回復力が十分に発揮されにくくなると考えられている。

施術では全身のバランスを整えることを目的に行った。

※症状の経過や改善には個人差があります。

メニエール病と診断された女性

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年7月19日
患者:女性
主訴:めまい・耳鳴り

1か月ほど前、アルバイト中にめまいが出現。
最初は右耳のみ耳鳴りがあったが、途中から左耳にも耳鳴りが出るようになった。
食事をすると吐き気が出る。

病院でメニエール病と診断され、5種類の薬を処方されたが、症状の改善がみられず来院された。

随伴症状:
耳鳴り・左難聴・耳閉感・吐き気


■施術と経過

第1回目
腹部およびツボの反応から、骨盤部の鬱血傾向、交感神経緊張、肝の機能低下を示す反応がみられた。
これらを整える目的で鍼施術を行った。

第2回目
耳鳴りはやや軽減傾向。ただし耳に水が溜まっているような感覚がある。
目を閉じていても回転性めまいがある。
自宅でのお灸を勧めた。

第3回目
めまいは朝と晩のみ出現する状態に変化。

第4回目
耳鳴りは消失。
めまいは朝晩に出るが、最もつらい時を10とすると3程度に軽減。

第5回目
ほぼめまいは消失。辛さは1程度とのこと。


■考察

メニエール病の方には、責任感が強く無理をしやすいタイプの方が多い印象がある。
本症例でも交感神経緊張や骨盤部の鬱血傾向、肝の機能低下がみられた。

これらが続くことで、内耳への循環に影響を及ぼしていた可能性が考えられる。

全身のバランスを整える施術により、症状の軽減がみられたと推察される。

※症状の経過・改善には個人差があります。

高熱後に発症した後のメニエール病(40代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年10月3日
患者:40代女性
主訴:めまい・耳鳴り・微熱・食欲不振

1か月以上前に39度の高熱が続いた。
病院で血液検査を行ったが、特に異常は見つからず、高熱の原因は不明であった。
その後、めまいが出現した。

病院ではメニエール病と診断され、アデホスコーワ・メリスロン錠・メコバラミン錠が処方された。
しかし、1か月経過しても症状の改善がみられなかった。

仕事場の友人の娘さんが当院でメニエール病の症状が軽減したことを聞き、鍼灸に興味を持ち来院された。


■施術と経過

第1回目
脈の状態から自律神経の乱れがうかがえた。
腹診では瘀血(おけつ)による循環不良、免疫力低下を示す反応がみられた。
これらを整える目的で鍼施術を行った。

第2回目
大きな変化はみられない。耳鳴り(キーン)が続き、夜は37.5度の微熱がある。
前回の施術に加えてお灸を併用した。

第3回目
胃の不快感が軽減し、食欲は7割程度回復。
耳鳴りも軽減傾向。体温は36.8度となり平熱に近づいた。
めまいは継続している。

第4回目
胃のムカつきは消失。耳鳴りはなくなる。
めまいのふらつきは7割程度軽減。

第5回目
めまいは9割程度軽減。残り1割の違和感がある。

第6回目
仕事復帰予定が近づき、緊張の影響か軽いめまいを感じ来院。


■考察

高熱後に体力・免疫力が低下し、自律神経の乱れや循環障害が重なったことが、回復を妨げていた可能性が考えられる。

本症例では、全身状態を整える施術を行ったことで、症状の軽減がみられた。

人の身体には自然治癒力があるが、その働きを阻害する要因があると回復しにくい場合がある。

※症状の改善には個人差があります。

産後に再発したメニエール病(30代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和2年8月24日
患者:30代女性
主訴:右耳の耳鳴り・回転性めまい

産後1〜2週間ほど経ってから、「ボーッ」とした耳鳴りが常時起こるようになった。
その後、授乳中や就寝時にグルグル回るようなめまいが出現した。

一人目を出産した際にも同様の症状があり、耳鼻科ではメニエール病と診断されたことがある。
その時は薬を服用できなかったため、当院で施術を受け症状が軽減した経験があった。

今回は里帰り出産の期間中に来院された。


■施術と経過

第1回目
脈は沈んでおり、疲労(腎虚)をうかがわせる状態。
腹診では肝の弱りがみられた。
疲労回復と肝の働きを整える目的で、鍼とお灸を行った。

第2回目
めまいの頻度は減少。耳鳴りは持続。
同様の施術を継続し、自宅でのお灸も指導した。

第3回目
めまいは感じなくなる。耳鳴りは「ボーッ」とした感覚が続く。

第4回目
耳鳴りの頻度が減少。

里帰り期間終了のため、ここで施術終了。


■考察

出産後は血液の消耗が大きく、東洋医学では「肝」や「腎」の働きが弱りやすいと考える。

肝は血を貯蔵し、必要な部位へ分配する役割があるとされる。
その働きが低下すると、耳や平衡感覚に関係する部位への循環にも影響が及ぶ可能性がある。

本症例では、産後の体力低下と肝の弱りに着目し施術を行った結果、症状の軽減がみられた。

※症状の改善には個人差があります。

メニエール病(20代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年7月19日
患者:20代女性
主訴:めまい

1か月ほど前、アルバイト中にめまいが発症。
最初は右耳に耳鳴りがあり、その後左耳にも耳鳴りが出現。
食事をすると吐き気が起こる状態だった。

病院ではメニエール病と診断され、5種類の薬を処方されたが、めまいの改善がみられず来院。

随伴症状:
耳鳴り・左難聴・耳閉感・吐き気


■施術と経過

第1回目
腹診とツボの反応から、骨盤部の鬱血、交感神経緊張、肝の弱りがうかがえた。
それらを整える目的で施術を行った。

第2回目
耳鳴りは「少し良いかもしれない」とのこと。
ただ、耳に水が溜まっているような感覚がある。
目を閉じていても回転性めまいが出現。
自宅でのお灸を提案。

第3回目
めまいは朝と夜のみ出る状態へ変化。

第4回目
耳鳴りは消失。
めまいは朝と夜に出るが、初回を10とすると3程度に軽減。

第5回目
めまいはほぼ消失。辛さは1程度とのこと。


■考察

メニエール病の症状が続いている方の中には、交感神経の緊張が強く、責任感が強い傾向がみられることがある。

本症例では、交感神経の緊張と骨盤部の鬱血、肝の弱りが回復を妨げる要因として考えられた。

交感神経の緊張により血流が低下すると、内耳への循環にも影響が及ぶ可能性がある。

これらを整える施術を行った結果、症状の軽減がみられた。

※症状の改善には個人差があります。


突発性難聴・耳閉感に伴うめまいの症例

突発性難聴によるめまい(70代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成30年3月15日
患者:70代女性
主訴:難聴・耳鳴り・めまい

2~3日前に左耳に違和感を感じる。様子をみていたが変化がないため耳鼻科を受診。

左耳の聴力低下があり、「突発性難聴」と診断される。
プレドニゾロン錠・メチコバール・アデホスコーワを処方された。

随伴症状:
肩こり・首の熱感


■施術と経過

腹診・脈診から、自律神経の乱れがうかがえた。また、副腎機能の低下が示唆される反応がみられた。

副腎機能が低下すると、炎症を抑える働きが十分に発揮されにくい可能性があると考え、
自律神経を整える目的と、副腎機能を補う目的で施術を行った。

■第二回目
朝はめまいがなかったが、来院途中に歩行中めまいが出現。

■第三回目
耳鼻科での聴力検査で「少し良い」と言われた。
この日はめまいなし。

■第四回目
体調は安定。肩こりも軽減。

■第五回目
耳鼻科で聴力が正常範囲に戻ったと言われた。
耳鳴りはやや残るが、日常生活では気にならない程度。
薬の服用も終了したとのこと。


■考察

突発性難聴は早期治療が重要とされる疾患である。

本症例では、自律神経の乱れや副腎機能の低下が、内耳の循環や炎症の鎮静に影響していた可能性が考えられた。

西洋医学的治療と併行しながら体調を整えることで、回復を後押しできた可能性がある。

※症状の改善には個人差があります。

数年前の突発性難聴の影響によるめまい(50代男性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和6年12月21日
患者:50代男性
主訴:めまい(グルグル・ふらふら)

数年前に左耳の突発性難聴を発症した既往がある。

今回、1か月ほど前に回転性のめまいが起こり耳鼻科を受診。
「突発性難聴の影響によるめまいの可能性」と説明を受け、薬を処方された。

現在は回転性のめまいは出ていないが、
「ふわふわ」「ふらふら」する感覚が続いている。

随伴症状:
首・肩のこり、眼精疲労


■施術と経過

腹診では、みぞおちに圧痛を確認。
この部位は、ストレス負荷が続いている際に硬くなることがある。

脈診では、交感神経の緊張がうかがえた。

これらの状態を整える目的で施術を行い、
第一回目終了時には、みぞおちの圧痛は軽減した。

■第二回目
回転性のめまいは引き続き出ていない。
「ふわふわ」「ふらふら」感がやや残る。

■第三回目
2週間後の来院時には、ふわふわ感・ふらつきともに出ていない。
日常生活に支障がない状態となったため施術を終了とした。


■考察

みぞおちの圧痛は、胃の不調やストレス負荷を反映することがある。

本症例では、交感神経緊張やストレス状態が、回復を妨げる要因の一つになっていた可能性が考えられた。

体の緊張を整えることにより、めまい症状の軽減がみられた。

※症状の改善には個人差があります。

めまい・耳鳴り・耳の詰まり(30代女性)

来院日:令和6年6月21日
患者:30代女性
主訴:めまい・耳鳴り・耳の詰まり

2週間ほど前に、急にふわふわするめまいが発症し、起きていられなくなった。

そのめまいは30~40分ほど続いた。
めまいが起きた頃から、左耳の耳鳴り・耳の詰まりも感じるようになった。

耳鼻科を受診したが、明確な原因や病名は伝えられなかった。

その後めまいは再度起こったが、現在は落ち着いている。
ただし、耳鳴りと耳の詰まりは続いており、精神的にも不安が強い状態であった。


■施術と経過

脈診では、疲労傾向と血流低下の反応がみられた。また「腎」の弱りを示す状態も確認できた。

腹診では、ストレス反応がみられた。

これらの状態を整える目的で施術を行った。

■第二回目
1週間後の来院時、
・耳鳴りが出ない日が出てきた
・耳の詰まりが弱まった
・めまいは引き続き出ていない
とのこと。

前回と同様の施術を行い、自宅でのお灸も継続してもらった。

■第三回目
月曜・火曜のみ耳の詰まりがあった。
耳鳴りはほとんど気にならない。

■第四回目
耳鳴り・耳の詰まりともに消失。
めまいも引き続き出ていないため施術を終了した。


■考察

脈や腹部の反応から「腎」の弱りがうかがえた。

東洋医学では「腎は耳に開竅する」とされ、耳との関連が深いと考えられている。

本症例では、体の状態を整えることで、耳鳴り・耳の詰まり・めまいの軽減がみられた可能性がある。

※症状の改善には個人差があります。


自律神経の乱れ・ストレス関連の症例

自律神経失調症による頭痛とめまい(40代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成26年12月6日
患者:40代女性
主訴:頭痛・めまい

風邪を引いてから急に体調を崩し、頭痛とめまいが出現した。

以前にも同じような状態になり、動けなくなったことがある。
10年前の妊娠中には、良性発作性頭位めまい症と診断されたこともあった。

随伴症状:
イライラ・不眠・足の冷え・咳・生理不順


■施術と経過

脈の状態、腹診、ツボの反応から自律神経の乱れがうかがえた。
また、風邪の影響もあり、免疫力の低下もみられた。

お腹の血流の滞りも確認できたため、これらを整える目的で施術を行った。

■第二回目(5日後)
来院時に状態を確認すると、頭痛とめまいは翌日には軽減していたとのこと。

■第三回目
頭痛・めまいともに出ていない。
肩の張りが少しある程度で、全体の体調は安定していた。


■考察

本症例では、自律神経の乱れに加え、免疫力の低下や骨盤内の血流の滞りが関与していた可能性が考えられた。

体の状態を整えることで、頭痛とめまいの軽減がみられたと推察される。

※症状の改善には個人差があります。

歩いていると「フワッ」とするめまい(30代男性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和5年2月24日
患者:30代男性
主訴:めまい

前年11月頃から仕事が忙しく、休む時間がほとんどなかった。

1か月ほど前から、歩いていると「フワッ」とするめまいが30分おきに起こるようになった。
特にホームセンターへ行くと症状が出やすいとのこと。

脳神経外科でMRI検査を受けたが異常はなかった。
医師からは「スマホの見過ぎで頚椎の間が狭くなっている」と言われた。

耳鼻科では「疲労ではないか」と説明を受けた。


■施術と経過

脈の状態を確認すると、「心」の脈が弱く、循環の低下がうかがえた。
また、交感神経の緊張もみられた。

これらを整える目的で施術を行い、あわせて頭部の血流を促す耳のツボにも鍼を行った。

■第二回目
「フワッ」とするめまいは出ていない。
ただし、不安感はまだ残っているとのこと。

■第三回目
一週間後の来院時には、めまいは出ていなかった。


■考察

数か月にわたり休みなく働いていたことから、循環機能や自律神経のバランスに負担がかかっていた可能性が考えられる。

体の状態を整えることで、症状の軽減につながったものと思われる。

同じ生活状況が続くと再発する場合もあるため、休養の重要性もお伝えした。

めまい・不眠・頭のふらふら感(70代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成28年7月15日
患者:70代女性
主訴:めまい・不眠・頭のふらふら感

1年ほど前から上記の症状が続いていた。
病院で服薬・注射・点滴などの治療を受けていたが、検査では異常は見つからなかった。

夜中に目が覚めてトイレに行く際は、はって移動しなければならない状態だった。

知人の紹介で来院された。

既往歴:高血圧


■施術と経過

腹部の所見では明確な圧痛はみられなかったが、脈の状態から慢性的な体力低下がうかがえた。

自律神経や内分泌系の働きの低下が考えられたため、それらを整える目的で施術を行った。
あわせて、脳や内耳への血流を促す施術を行い、第一回目を終了した。

■第二回目
大きな変化は感じられないとのこと。

■第三回目
症状は続いている。

■第四回目
血圧が以前より安定してきた。
めまいもわずかに軽減したとお聞きする。

■第11回目
夜中に目が覚めた際も、薬を飲まずにトイレへ行けるようになった。
朝のめまいがない日も出てきた。

現在も体調管理を目的に継続中。


■考察

ご主人の介護をされていた時期があり、長期間の身体的・精神的負担が影響していた可能性がある。

高齢で慢性化していた症状のため回復には時間を要したが、体の状態を整えることで日常生活がしやすくなったと考えられる。

※症状の改善には個人差があります。

頭がぼやっとする・ふらつくめまい(60代男性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成28年8月29日
患者:60代男性
主訴:頭がぼやっとする・少しふらつきがある

数年前から時々同様の症状があり、脳外科でMRI検査を受けたが異常はなかった。

しかし4日前から、頭がぼやっとする感覚が頻繁に起こるようになり来院された。


■施術と経過

腹部の状態から、肝の働きに関係する反応がみられた。

東洋医学では、肝には血を貯蔵し必要なところへ分配する働きがあると考える。
その働きの低下が関与している可能性を考え、肝の調整を中心に施術を行った。

健康診断では「肝機能の数値が境界に近い」と言われたことがあるとお聞きする。

■第二回目(4日後)
施術後から症状は出ていないとのこと。

■第三回目(1週間後)
1週間のうちに2回ほど軽く症状があった。

■第四回目
2週間で1~2回程度。ぼやっとする感覚はあまり気にならない。

■第五回目
腰の痛みが気になるとのことで、腰を中心に施術を行う。

■第十回目
腰痛は消失。ぼやっとする症状は時々ある。

■第十一回目
3週間ぶりの来院。症状は1回程度で、日常生活ではほぼ気にならない状態。


■考察

脈や腹部の所見から、血流の巡りに関係する体質的傾向がうかがえた。

MRIで異常が見つからない場合でも、体のバランスの乱れによって、ぼやっとする感覚やふらつきが起こることがある。

体調を整える施術により、症状は徐々に軽減したと考えられる。

※症状の改善には個人差があります。

乗り物酔いのようなめまい(30代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:平成27年11月14日
患者:30代女性
主訴:めまい・肩こり

一週間ほど前から、乗り物酔いをしているようなめまいが起こるようになった。
特に下を向くと、めまいが出やすい。

車の運転は何とかできるが、つらい状態。
仕事はデスクワークで、一日中パソコンを見ている。帰宅後もパソコンを使うことが多く、肩こりも強い。

時々マッサージを受けていたが、大きな変化は感じなかった。
今回が初めてのめまいで、まだ病院は受診していないとのこと。

随伴症状:足の冷え・のぼせ・不眠・イライラ


■施術と経過

腹部の状態から、自律神経が過敏になっている様子がうかがえた。
脈の状態からも疲労傾向がみられたため、疲労回復と自律神経の調整を目的に施術を行った。

さらに、腹部の触診から全身の血流が滞りやすい状態がみられたため、巡りを整えるツボを使用した。

首や肩の緊張も強く、頭部や平衡感覚に関係する部位への血流に影響している可能性を考え、それらを調整する施術を行った。

■第二回目
めまいはほぼ消失。肩の張りのみ残る。
「前回の施術後、日に日に楽になっていった」とのこと。

■第三回目
肩の張りも軽減。めまいは出ていない。


■考察

パソコン作業の影響で首・肩の緊張が強くなり、頭部や平衡感覚に関係する部位への血流に影響していた可能性がある。

また、全身の巡りの乱れも背景にあったと考えられる。

体のバランスを整える施術により、症状は軽減した。

※症状の改善には個人差があります。

フワフワしてスッキリしない慢性めまい(40代女性)

来院日:令和4年4月19日
患者:40代女性
主訴:めまい・後頭部の締め付け感

2021年2月にグルグル回るめまいが起き、良性発作性頭位めまい症と診断された。

その後、2021年12月に再びめまいが起こる。今回は回転性ではないが、ふらふらした状態が続いている。
このスッキリしない状態が4か月以上経過していた。

整体を3か月ほど受けたが、大きな変化はみられなかった。

既往歴:期外収縮


■施術と経過

脈の状態は、軽く触れると消えてしまうような弱い脈であった。
例えるなら、小川の水量が少なく勢いのない状態のような印象であった。

血の巡りを補うことを目的に施術を行い、第一回目を終了。

■第二回目
「前回の施術後は楽だった」とのこと。
しかし、その後風邪をひき、再び調子が悪くなる。

■第三回目
日によって良い日と悪い日がある。後頭部の締め付け感がつらい。

■第五回目
「今日は後頭部の締め付けがない。めまいは7割ほど良い」とのこと。

■第六回目
調子は安定。

■第七回目
めまいは消失。朝の右背中の凝りのみ残る。
めまいがなくなったため、施術を終了とした。


■考察

脈の所見から、巡りの低下が背景にあった可能性がある。

循環を整える施術により、徐々に症状は軽減していった。

慢性的に続くフワフワしためまいは、回復までに時間がかかる場合もある。

※症状の改善には個人差があります。

5年前から続くふらつきと視界が定まらない症状(30代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和元年10月9日
患者:30代女性
主訴:ふらつき・視界が定まらない

5年ほど前から、ふらつきと視界が定まらない症状があった。
夏頃は落ち着いていたが、再び症状が出現したため来院。

脳外科・耳鼻科で検査を受けたが、重大な異常は指摘されなかった。
耳鼻科では左耳の聴力がやや低下していると言われたが、服薬の必要はないと説明された。

脳外科では「耳や精神的な影響ではないか」と言われたとのこと。

随伴症状:手足の冷え・便秘・食欲不振・倦怠感・下痢傾向


■施術と経過

体の状態を確認すると、自律神経の乱れと胃腸機能の低下がうかがえた。
また、体力低下の傾向もみられた。

これらを整える目的で施術を行った。

■第二回目
視界が定まらない症状は出ていない。
買い物や仕事中に一時的なふらつきがあった。
自宅でのお灸を勧める。

■第三回目
ふらつきの頻度が減少。食欲が戻ってきた。

■第四回目
症状は最初の辛さを10とすると3程度まで軽減。
便秘が気になるとのこと。

■第五回目
買い物や仕事中のふらつきは出ていない。
視界が定まらない感覚も改善。便秘のみ残る。

2週間様子を見ても症状が安定していたため、施術を終了。


■考察

腹部の所見から、自律神経の影響が関与していた可能性がある。

また、消化吸収機能の低下により、体の巡りが十分でなかったことも一因と考えられる。

自律神経と胃腸機能を整える施術により、ふらつきと視界の不安定感は軽減した。

※症状の改善には個人差があります。


更年期・ホルモンバランス関連の症例

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

更年期障害によるめまい・動悸・息苦しさ(40代女性)

来院日:平成28年6月27日
患者:40代女性
主訴:血の気が下がるようなめまい・動悸・息苦しさ・喉の違和感・肩こり

1か月ほど前から、急に血の気が下がるようなめまいが起こるようになった。
その後、動悸が出現し、「また起こるのではないか」という不安が強くなった。


■施術と経過

年齢的に更年期に入りやすい時期であることを踏まえ、体の状態を確認した。

所見としては、免疫力の低下傾向・肝の働きの低下・骨盤内の巡りの悪さ・ストレスによる自律神経の乱れがみられた。

骨盤内の血流が滞ると、めまいを起こしやすい状態になることがあるため、それらを整える施術を行った。

■第二回目
少し調子は良かったが、夕方に動悸が出た。

■第三回目
体調は半分ほど改善。ただし頭痛が気になる。
骨盤内の巡りは改善傾向にあったが、全体的な血の不足傾向も考え、補う施術を追加。

■第四回目
体調は8割ほど改善。頭痛は消失。


■考察

40代は女性ホルモンの変動が大きくなる時期であり、自律神経の乱れや血流の変化が起こりやすい。

この方の場合も、自律神経と血流のバランスが関与していた可能性がある。

体全体の巡りを整えることで、症状は徐々に軽減した。

※症状の改善には個人差があります。

朝だけ30分続くめまい(40代女性)

めまいの背景となる体の反応を確認する腹診

来院日:令和2年2月25日
患者:40代女性

主訴:めまい

1年前から、朝起きるとめまいが起こる。
30分ほどで消失するが、長い時は2〜3時間続くこともある。

暖かい季節は問題なかったが、冬になって再びめまいが出現。
最近は頻度も増えてきた。

めまいの性質は、船に乗ってゆらゆら揺れるような感覚。
揺れが強いと吐き気も伴う。

耳鼻科で検査を受けたが「心配のないめまい」と言われた。
症状がつらく仕事を休めた日に来院された。

随伴症状:
吐き気・肩こり・頭痛・生理不順・生理痛

施術と経過

■第一回目
脈は深く沈み、細く、やや速い状態。
血流の低下と交感神経緊張がうかがえた。

肩を押すと「痛気持ち良い」ではなく「痛い」と感じる状態。
これらを整えるツボに鍼を行い施術を終了。

■第二回目
施術翌日はめまいが軽減し仕事に行けたとのこと。
吐き気はなし。
肩の圧痛も前回より軽減。

ややふらつき感は残るが、全体的に調子は良い。

■第三回目
ふらつき感も消失。
右肩こりのみ少し残る。

めまいが落ち着いたため施術を終了。

考察

40代はホルモンバランスが変化しやすい時期であり、血流や自律神経にも影響が出やすい。

脈の状態からも、血流低下や交感神経の緊張が推測された。

血流と自律神経の調整を行った結果、症状の軽減につながったと考えられる。

※施術の効果には個人差があります。


高齢者の慢性めまい・循環タイプ

頭のふらつき・後頭部の熱感・血圧上昇感(70代女性)

来院日:平成29年7月10日
患者:70代女性

主訴:頭のふらつき・後頭部の熱感・血圧が上がる感じ

15年ほど前から上記の症状があり、安定剤を服用していた。 医師からは「薬の副作用でふらつくことがある」と言われ中止を勧められたが、 やめると余計に調子が悪くなるとのこと。

前年2月に、これまでとは違う回転性のめまいが出現しCT検査を受けたが、 特に異常はなかった。 現在は回転性のめまいはないが、頭のふらつきが続いているため来院。


■施術と経過

脈の状態から自律神経の乱れがうかがえた。 腹部には不安や精神的緊張と関連する部位に反応がみられた。

自律神経を整える施術と、 後頭部の熱感を和らげる目的で足のツボに鍼を行った。

また、会話中にややろれつが回りにくい印象があったため、 念のためMRI検査を勧めた。

■第二回目
調子はやや改善。頭のふらつきが減少。 MRI検査では特に異常はなかった。

■第三回目
草取りができるようになる。 後頭部の熱感が軽減し、首の湿布も不要になる。 肩こりも減少。

■第四回目
来院間隔が空いたことで症状が再燃。 施術直後に後頭部の熱感は軽減。

■第五回目
調子は安定。 自宅でのお灸による体質管理を勧め、現在も施術継続中。


■考察

長期間続いている慢性症状であり、 自律神経の乱れや血流変動が関与している可能性がある。

高齢の場合は回復に時間がかかることも多く、 定期的な体調管理が重要になる。

めまい・耳の詰まりが続くケース(60代女性)

来院日:令和4年4月21日
患者:60代女性

主訴:めまい(ふらつき)・耳の詰まり

2022年1月中旬頃から「ふらつき」と「耳の詰まり」が始まる。 耳鼻科では最初「突発性難聴」と言われ、その後「メニエール病」と説明された。

右耳の低音が聞こえにくいと言われ、 薬の調整を行うが、症状が再燃することもあった。 最も辛いのは「耳の詰まり」とのこと。

服薬:
五苓散・アデホスコーワ・ベタヒスチンメシル酸塩・メコバラミン


■施術と経過

首の状態を確認すると、喉の慢性炎症を疑う部位に圧痛がみられた。 また、首から右肩にかけて強い緊張があった。

これらの反応に対し、喉の炎症を鎮める目的のツボ、 筋緊張を緩めるツボ、耳への循環を促す耳鍼を行い、 第一回目の施術を終えた。

■第二回目
施術後2日間は調子が良かった。 ふらつきは午前中に出やすい。

■第三回目
耳の詰まりは軽減傾向。 めまいは日常動作で時々出現。

■第四回目
耳の詰まりは大きく改善。 めまいは時々起こる程度。 間隔を空けて経過観察。

■第五回目
2週間めまい・耳詰まりともに出現なし。 状態安定のため、次回は3週間後とした。


■考察

喉周囲の慢性炎症や自律神経の緊張は、 耳や内耳循環に影響を与えることがあると考えられる。

首・肩の緊張と循環を整える施術を継続したことが、 症状の安定につながった可能性がある。

※施術の効果には個人差があります。


当院のめまい症例の傾向(まとめ)

当院では、

  • 自律神経の乱れを背景にした慢性ふらつき
  • 肝や脾の働き低下による循環不安定型
  • BPPVの再発・長期化型
  • 耳閉感を伴う内耳循環低下型
  • 更年期に伴う血流変動型

が多くみられます。

めまいは診断名よりも「体の背景」が重要です。


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