ある朝、起きたら片方の耳が聞こえなくなっていた。
そんな経験をされた方は、どれほど不安だったでしょうか。
突発性難聴は、突然発症するために何が起きたのか分からず、
戸惑いや焦りを感じる方がとても多い疾患です。
耳鼻科で治療を受けているが、このままで良いのか不安…。
そのような状況で、埼玉県幸手市のおかだ鍼灸院に久喜市・加須市周辺の地域から施術を受けに来られる方が多くいらっしゃいます。
このようなことでお困りですか?

突発性難聴とはどんな症状か

突発性難聴は、突然発症する原因不明の感音性難聴と定義されています。
10万人に約30人が発症するとされており、10年前と比べて約1.5倍に増加しています。
経過としては、約40%が治癒、約40%が何らかの改善、約20%が改善の乏しい状態とされています。
原因としては、内耳の血流障害(蝸牛循環障害)やウイルス性内耳炎が有力と考えられていますが、はっきりとした原因が特定されないケースも多くあります。
なぜ「早期対応」が重要なのか
突発性難聴は、発症から2週間以内に治療を開始すると、聴力改善の可能性が高いとされています。
当院にご来院される方の中にも、「様子をみているうちに時間が経ってしまった」というケースが少なくありません。
症例の中には、発症から約2か月後に来院された方で、聴力自体の回復には至らなかったケースもあります。
一方で、耳鼻科受診と並行して早期に鍼灸を開始できた場合は、良い結果につながることが多いと感じています。
「しばらく様子をみよう」と思わず、まずは耳鼻科での検査・診断を受けることが最初のステップです。その上で、鍼灸の併用をご検討ください。
予後不良になりやすいとされるケース
- 発症から2週間以上が経過している
- 発症時の平均聴力レベルが90dB以上
- 回転性めまいをともなっている
- 糖尿病の合併
- 高齢者
自律神経・ストレスとの関係

当院での経験から、突発性難聴を発症された方には、発症前に強いストレスや疲労が重なっていたケースが非常に多いと感じています。
- 仕事が繁忙期で、睡眠が取れていなかった
- 強いストレスがかかる出来事があった
- 眠れない日が続いていた
このような状況では、自律神経のバランスが崩れ、内耳の血流に影響を及ぼすことがあります。
自律神経が乱れると血管が収縮しやすくなり、内耳のような細い血管しかない部位では、特に血流が障害されやすいと考えられます。
また、副腎の働きが低下すると、体内で分泌されるステロイドホルモンも減少し、炎症を抑える力が弱まる可能性があります。
自律神経の状態は耳の回復力に深く関わっていると考えており、詳しくは自律神経失調症の鍼灸治療ページをご覧ください。
東洋医学から見た突発性難聴

東洋医学では、「腎は耳に開竅する」という考え方があります。
腎の働きが低下すると、耳の機能にも影響が出やすいとされているためです。
腎と耳の関係については、[東洋医学で考える腎の働き]でも詳しく解説しています。
当院でこれまで診てきた突発性難聴の方では、[腹診]・「脈診」の所見として、以下のような状態が多くみられます。
- 腎虚(じんきょ):体力・回復力の低下
- 瘀血(おけつ):血液の流れの滞り
- 免疫系(喉)の問題:慢性扁桃炎・慢性上咽頭炎
- 肝の失調:ストレスや緊張が強いときに現れやすい反応
- 交感神経の過緊張:脈がピンと張り、緊張状態が続いている
これらの状態は、単に耳だけの問題ではなく、体全体のバランスの乱れとして現れています。
当院では、腹診・脈診で全身の状態を確認しながら、個々の体質に合わせた施術を行っています。
耳鼻科との併用について

当院では、鍼灸は病院治療の代替ではなく、あくまで併用するものとして位置づけています。
突発性難聴が疑われる場合は、必ず先に耳鼻科での検査・診断を受けてください。
ステロイド治療などの病院での処置が最優先です。その上で、体質を整え回復を後押しする役割として鍼灸をご活用いただいています。
また、「西洋医学の治療に加えて、さまざまな施術を同時に試したい」というお気持ちもよく分かります。
ただし、複数の刺激を同時に加えると、効果を打ち消し合い、回復を妨げる場合もあると考えています。
鍼灸を取り入れる場合は、その他の民間療法との組み合わせはなるべく絞ることをおすすめしています。
当院での施術の流れ

初診時の確認
まず、現在の耳の状態・発症からの経過・耳鼻科での診断内容・服薬状況などをお聞きします。
その後、脈診・腹診を行い、全身の状態を把握します。
施術内容
全身のバランスを整えることを基本とし、体質の状態(腎虚・瘀血・自律神経の乱れなど)に合わせてツボを選びます。
場合によっては、耳周囲への施術や、自宅でのお灸指導を行うこともあります。
通院頻度の目安
急性期は週1〜2回の来院が望ましい場合もあります。状態の安定に応じて、間隔を調整していきます。
当院の症例(一部ご紹介)

実際に、以下のような経過の方が来院されています。詳しい経過は症例ページをご覧ください。
54歳 女性|ステロイドが使えない状況での来院
緑内障があり、ステロイド治療が難しいケース。
発症5日後に来院。4回の施術で「右耳と同じくらい聞こえるようになった」と話される。
▶この症例の詳細はこちら
※施術の効果には個人差があります。
29歳 男性|発症直後に耳鼻科と並行して来院
低音域の難聴と耳の詰まりが主訴。
もともと自律神経が過敏な体質で、刺激を抑えた施術に切り替えて対応。
4回の施術後、耳鼻科で「聴力が戻り、耳の詰まりもなくなった」と確認された。
▶この症例の詳細はこちら
※施術の効果には個人差があります。
50歳 女性|入院後も残った耳閉感・めまい
約1週間の入院治療で難聴は改善したが、退院後も耳閉感とめまいが残存。体力低下もみられた。
体全体の回復力を整える施術を行い、4回目の施術後に耳閉感がほぼ消失した。
▶この症例の詳細はこちら
※施術の効果には個人差があります。
このような方はご予約ください
耳鼻科での治療と並行してのご来院で構いません。ぜひ一度ご予約ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 耳鼻科での治療と、鍼灸は同時に受けられますか?
A. はい、病院での治療と並行して鍼灸を受けることは可能です。
当院でも、ステロイド治療などを受けながら来院される方が多くいらっしゃいます。
服薬中の薬については初診時にお聞きします。
Q. 発症からどれくらい経っていても、鍼灸は受けられますか?
A. 発症から時間が経っていても施術は受けられます。
ただし、発症から2週間以内の早期対応が予後に影響するとされています。
まずは耳鼻科を受診の上、お早めにご予約ください。
Q. 何回くらいで変化が出ますか?
A. 個人差があり、一概にはお答えできません。
早い方だと、2〜3回で自覚的な改善を感じるケースもありますが、経過を見ながら継続が必要な方の方が多いです。
施術の効果には個人差があります。
Q. 耳閉感やめまいが残っている場合も対応できますか?
A. はい。聴力が回復した後も耳閉感やめまいが残る方も来院されています。
体全体のバランスを整えながら、症状の安定を目指します。
Q. 鍼灸が怖いのですが、痛みはありますか?
A. 鍼は髪の毛ぐらいの細さで、「チクリ」と感じる程度です。
痛みが苦手の方には、刺さない鍼(てい鍼)を用いて施術をすることもあります。
不安な方は、施術前にお伝えください。
対応エリアについて
[幸手市]のおかだ鍼灸院には、[久喜市]・[加須市]・[杉戸町]・[春日部市]など埼玉県東部エリアを中心に来院されています。
また、茨城県[古河市]・[五霞町]など県外からの来院もあります。
ご予約について
突発性難聴と診断され、鍼灸の併用をご検討の方は、まず耳鼻科での診察・検査を済ませた上でご予約ください。
