【最終更新日】2026年1月15日
【筆者】岡田匡史(国家資格・鍼灸師)
こんなお悩みはありませんか?
・最近、疲れが取れにくい
・年齢とともに体力の衰えを感じる
・冬でもないのに足腰が冷える
・生理痛が重く、将来が少し不安
・妊活をしているが、なかなか結果が出ない
これらは、東洋医学でいう「腎虚(じんきょ)」と関係している場合があります。
※東洋医学で考える「腎」の働きは、
▶ 東洋医学で考える『腎』について で詳しく解説しています。
先日、生理痛でお困りの方から
「腎を強くする食べ物ってありますか?」というご質問をいただきました。
私が「腎が少し弱っていますね」とお伝えしたことがきっかけで、こうした質問につながりました。
腎虚を見つける方法
脈診で腎虚を見つける

腎が弱っているかどうかを判断する方法の一つに脈診があります。
当院では、施術前に脈をみることで、不調の背景や体質を探る判断材料としています。
腹診で腎虚を見つける

下腹部を軽く押したときに、ペコペコと力がなく軟弱な場合、腎虚の傾向がみられることがあります。
ご自身でできる簡単チェック
・みぞおちを軽く押した感触
・下腹部を軽く押した感触
みぞおちは硬く、下腹部が柔らかい場合は腎虚の可能性があります。
ツボで腎虚を見つける
太谿(たいけい)

足首の内側にある太谿は、腎と深く関わるツボです。
ブヨブヨした反応がある場合、腎虚を考える判断材料になります。
腎兪(じんゆ)

腰にある腎兪を押したときに、ゴリゴリした硬さや痛気持ち良さを感じる場合も、腎虚の傾向がみられます。
※ ツボの反応は、あくまで腎虚かどうかを見極めるための判断材料の一つです。
腎虚にみられる症状

腎虚は、単なる老化や体力低下ではなく、
自律神経の乱れや、妊娠に関わる体の働きにも 影響すると考えられています。
これらはすべて、東洋医学でいう「腎の弱り」が背景にあると考えられています。
腎を強くする食べ物
腎に良い食材について、動画でも解説しています!
文章だけでは伝わりづらい方のために、「腎虚に良い食べ物」について動画で分かりやすく解説しました。
▶動画を見る
※ ここでいう「腎」は東洋医学の概念であり、西洋医学の腎臓病とは異なります。
五行色体表から見る「腎」と食べ物

| 項目 | 腎(水) |
|---|---|
| 五穀 | 大豆 |
| 五果 | 栗 |
| 五畜 | 豚肉 |
| 五菜 | 藿(かく) |
| 五色 | 黒 |
「藿(かく)」についての補足
藿は本来「豆の葉」を指しますが、現代では手に入りにくいため、当院では豆類やもやしをおすすめしています。
腎を補う「黒い食べ物」

五行色体表で示されているように、黒い色の食べ物は腎を補う働きがあると考えられています。
腎を補うとされる黒い食べ物
・黒豆、黒ごま
・黒米
・ひじき
・昆布、わかめ
・黒きくらげ
・牡蠣
これらは、日常の食事に少しずつ取り入れるだけでも、腎を意識した養生になります。
今日からできる「腎活」

おすすめの組み合わせ
・お味噌汁+わかめ
・ごはん+黒ごま
・主菜:豚肉の生姜焼き
これだけでも、腎を意識した食事になります。
腎を弱くする食べ物に注意

甘い物の摂りすぎは、腎虚を助長すると考えられています。
甘い飲み物やお菓子の摂りすぎには注意しましょう。
まとめ|腎を整えることは体の土台を整えること
腎は、東洋医学では生命力の貯蔵庫です。
食事と体質を少し意識するだけで、体は少しずつ変わっていきます。


