【ツボで解決】瘀血(おけつ)は慢性疾患のもと!

あなたの慢性症状、もしかすると「瘀血(おけつ)」が原因かもしれません。

  • 長年続く肩こり
  • なかなか取れない疲労感
  • 生理痛・不妊・胃腸の不調
  • 頭痛・めまい・動悸

「年齢のせい」「体質だから仕方ない」
そう思って我慢している症状の背景に、瘀血(おけつ)が隠れているケースは少なくありません。

【公開日】2024年6月9日
【最終更新日】2026年1月10日
【筆者】岡田匡史(鍼灸師)

瘀血(おけつ)とは?

瘀血(おけつ)とは、血液の流れが滞り、ドロドロとした状態を指します。

特に多くみられるのが、
お臍の斜め下あたりが硬く、押すと痛むケースです。
この部分に、瘀血が“塊”のように溜まっていることがあります。

血液の流れが悪くなると、

  • 血栓ができやすくなる
  • 老廃物や毒素が体内に滞る
  • 全身の巡りが低下する

といった状態が起こりやすくなり、
その結果として、

めまい・頭痛・動悸・食欲不振・胃もたれ・不妊・肩こり・腰痛など、さまざまな慢性症状につながっていきます。

瘀血(おけつ)ができる理由

瘀血ができやすい理由の一つに、お腹の血管構造があります。

腸から吸収された栄養は「門脈」を通って肝臓へ運ばれますが、この門脈には弁がありません

そのため、血液が滞りやすい構造になっています。

さらに、

  • 運動不足
  • 打撲などの外傷
  • 腹部手術(虫垂炎・卵巣膿腫・帝王切開など)
  • 精神的ストレス
  • 月経トラブル
  • 遺伝体質

こうした要因が重なることで、瘀血は作られやすくなります。

実はとても大きい「食べ物」の影響

もう一つ、瘀血と深く関係するのが毎日の食生活です。

正直に言うと、
私自身も疲れたとき、ついチョコレートをつまんでしまいます。

甘い物って、ホッとしますよね。
でも、甘い物は瘀血を助長しやすいのも事実です。

瘀血を助長しやすい食品

  • 砂糖類・チョコレート・ケーキ
  • ココア・まんじゅう・アイスクリーム
  • 蜂蜜・黒砂糖

さらに、

  • 脂の多い肉・揚げ物
  • チーズ・生クリーム・バター
  • 唐辛子・キムチ・カレー
  • アルコール類

これらも、摂りすぎると瘀血体質を助長します。

私自身も完璧ではありません。
だからこそ、「一緒に気をつけていきましょう」という気持ちでお伝えしています。

瘀血(おけつ)はどうやって見つけるのか?

おかだ鍼灸院では、

  • 脈診(みゃくしん)
  • 腹診(ふくしん)
  • 舌診(ぜっしん)

といった、東洋医学独自の方法で体の状態を確認します。

特に重要なのが「腹診」

腹診で確認する瘀血の反応部位(お臍の斜め下)

瘀血がある方は、

  • お臍の斜め外側が硬い
  • 押すとズーンとした圧痛がある

ことが多くみられます。
これは、中注・大巨付近の反応です。

これは、腹診(ふくしん)と呼ばれる東洋医学の診察法で、お腹の硬さや圧痛から体の状態を読み取ります。

▶ 腹診は、あなたの不調を解き明かす

また、
肩甲骨の下(膈兪)あたりがグリグリと硬い場合も、瘀血のサインと考えられます。

ドロドロ血液(瘀血)をツボで整える

中封(ちゅうほう)

瘀血の改善に使うツボ「中封(ちゅうほう)」の位置

足首の内側にある、瘀血を流すスイッチ

お腹の瘀血反応が強い方には、足首の内側にある「中封」を使います。

瘀血がある方ほど、このツボを押すと痛みを感じやすいのが特徴です。

  • 押すとお腹が緩む
  • グルグルと動き出す感じがする

こうした変化が出れば、体が反応しているサインです。

膈兪(かくゆ)

血の巡りを整えるツボ「膈兪(かくゆ)」の位置

背中にある、血液の司令塔

膈兪は「血会(けつえ)」と呼ばれ、血液のトラブル全般を調整する重要なツボです。

文献からの引用

『難経』には「血は膈兪に会す」「血病皆之に灸するに宜し」と記されています。

鍼灸治療基礎学(医道の日本社)

つまり、こういうことです。
血の流れに関係する不調は、膈兪を使うと整いやすいという意味になります。

最後に

ここまで読んで、
「自分のお腹はどうだろう?」
「押すと痛い場所があるかも…」
と感じた方もいるかもしれません。

瘀血は、実際にお腹や背中を触れてみないと分からないことが多いものです。
気になる方は、ぜひ一度お腹の状態を確認させてください。

補足:動画で確認したい方へ

文章だけでは分かりにくい方のために、
瘀血(おけつ)を整えるポイントを動画でも解説しています。
必要なものだけ、ご覧ください。

瘀血を改善するツボ(動画①)

瘀血を改善させる食べ物・悪化させる食べ物(動画②)

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