【記事改定日】2026年3月31日
【筆者】岡田匡史(鍼灸師)
妊活中、「子宮内膜が薄い」「貧血気味と言われた」「体を温めるために何かできることをしたい」
——そんな悩みをお持ちの方は少なくありません。
東洋医学には、こうした体の状態に働きかけるツボがあります。
今回は、妊活中の方にとくにお勧めしたいツボ「三陰交」についてご紹介します。
このような事でお困りですか?

女性と「血」の消耗

女性の場合、毎月訪れる月経によって「血」の消耗があり、貧血になりやすい傾向があります。
また、ダイエットによる過度の食事制限・激しいスポーツ・胃腸が弱いことも「血」の不足を招きます。
そして、この血の不足は、赤ちゃんにとって居心地の良いふかふかのベッド(子宮内膜)を育てることを難しくします。
このような場合にお勧めのツボが、「三陰交(さんいんこう)」です。
三陰交とはどんなツボか

三陰交は、足の太陰脾経(たいいんひけい)と呼ばれる経絡上にあり、消化・吸収と関係があります。
東洋医学では、脾胃(ひい)の働きによって
「気・血・水」を作ると考えられているため、
このツボには血を増やす効果があります。
詳しくは「東洋医学で考える脾の働き」をご覧ください。
子宮内膜が厚くなりづらい方が三陰交にお灸をしていると、
内膜が育ちやすくなることがあります。
妊活中の方・不妊でお困りの方にとくにお勧めです。
主に低温期にお灸を行ない、子宮の内膜を育てる補佐をしていきます。
三陰交が効果的な方の特徴

私(鍼灸師)が三陰交を選ぶ際には、以下のような状態を確認しています。
多くの方の脈に触れると、
太い方・中くらいの方・細い方がいらっしゃいます。
脈が細い方は、
血管の中に血を充実させられないため、
「血の不足」を表しています。
また、舌の色が白っぽい方も血が不足しているサインです。
健康な方は、子どもの舌のようなピンク色をしています。
ご自身で確認する方法

気になる方は、ご自身の舌を見たり・手首を通る動脈の拍動に触れてみてください。
- 鏡で舌の色を見て、白っぽく見える
- 脈拍が感じにくい、または糸のように細く感じる
これらは、血の不足が考えられます。
「血液検査で貧血に引っかかっていないから大丈夫」という方でも、上記の反応がある方は、東洋医学的には血の不足と捉えることがあります。
あなたの血の状態をチェック
血虚(けっきょ)セルフチェック
当てはまる項目をチェックしてください。チェックするごとに結果が変わります。
まだ項目が選ばれていません
10項目中 0 項目が該当
気になる項目にチェックを入れると、血虚の傾向をお伝えします。
三陰交の見つけ方

三陰交は、足首の内側にあるツボです。
- 内くるぶしの一番高いところに、小指の端を当てる
- そこから指4本分、上に移動した人差し指の端が三陰交の位置です
- すねの骨の際(きわ)にあります
※月経の不調(生理痛)がある方は、このツボを押すと圧痛を感じることが多いです。
妊活でお灸をしてみたい方へ
台座灸のやり方

初めてお灸をやりたい方には、台座灸がお勧めです。
- 台座灸の底のシールを剥がして、指腹に貼り付ける
- ライターで火を点け、お灸に近づける
- 火が点いたら指腹から剥がして、ツボに貼り付ける
最初は何も感じませんが、徐々に温かくなってきます。
心地よい温かさであれば最後まで燃やし切ってください。
熱いと感じたら無理をせず、早めに剥がして水を入れた灰皿に捨ててください。
購入方法・お灸を行うタイミングなど、詳しくは「台座灸のやり方」をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. 三陰交のお灸は、妊活のどの時期に行えばよいですか?
A. 主に低温期に行うことをお勧めしています。
子宮内膜を育てる時期に合わせてセルフケアすることで、内膜の状態を整えることが期待できます。
Q. 血液検査で貧血と言われていなくても、このツボは使えますか?
A. はい、使えます。
血液検査の数値に異常がなくても、脈が細い・舌が白っぽいなど東洋医学的に血の不足が見られる方には有効です。
Q. お灸が熱くて続けられない場合はどうすればよいですか?
A. 熱いと感じたら早めに剥がしていただいて問題ありません。
熱さの感じ方には個人差がありますので、無理のない範囲でお使いください。
Q. 鍼灸院で三陰交への施術を受けることはできますか?
A. はい、対応しております。
セルフケアと並行して鍼灸治療を受けることで、より効果が期待できます。
妊活中で体質改善をお考えの方は、ぜひ一度ご予約ください。
不妊・妊活の鍼灸治療について、
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