ぎっくり腰の鍼灸症例集|幸手市・久喜市 おかだ鍼灸院

ぎっくり腰で腰を押さえる女性

急に腰が「グキッ」となり、動けなくなった経験はありませんか?「安静にしていれば良くなる」と言われたけれど、なかなか痛みが引かず、不安になっている方もいらっしゃると思います。

このページでは、当院(埼玉県幸手市)で実際にぎっくり腰の施術を受けられた8つの症例をご紹介します。「10日経っても改善しない」「痛み止めが効かない」「寝返りもできない」など、さまざまなケースを掲載しています。

当院のぎっくり腰への鍼灸アプローチについて詳しくは、ぎっくり腰の鍼灸治療のページもあわせてご覧ください。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


目次

  1. 一週間前にグキッと痛めたぎっくり腰(40代女性)
  2. 4日前から急に痛み出したぎっくり腰(40代女性)
  3. 風邪を引いてから起きたぎっくり腰(40代女性)
  4. 子供を抱っこしようとして痛めたぎっくり腰(32歳男性)
  5. 前屈ができない・歩行が辛いぎっくり腰(40代女性)
  6. 腰を伸ばせないぎっくり腰(60代女性)
  7. 10日経っても痛みが引かないぎっくり腰(60代女性)
  8. 急に痛くなったぎっくり腰(30代男性)

症例8|一週間前にグキッと痛めたぎっくり腰

ぎっくり腰で痛みを感じる部位

患者:40代女性 / 来院日:令和7年6月16日

症状

一週間前に、急にグキッと腰骨が鳴り、動けなくなってしまった。整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ「骨には異常がない」と言われた。先生からは「1週間で良くなる」と言われたけれど、腰の痛み・重苦しさが取れない。

施術と経過

腰の動きを確認させてもらうと、前屈・後屈で痛みを生じていた。また、仙腸関節を押すと痛みを感じていた。

腹診では、「血流の悪さ(瘀血)」と「ストレス」。脈診では、腰部の炎症または自律神経の緊張をうかがえた。これらを改善するツボに鍼をした。また、腰の炎症を下肢に引くため、足にお灸をした。施術後は、少し腰の動きの改善がみられた。

■第二回目
前回、施術を受けた後に「少しだるくなった」とお聞きした。鍼の刺激に対する身体の反応が出たようで、感受性が良い方に起こりやすいため、次回から刺激量を調整した。

■第三回目
「最初の痛みを10とすると3ぐらいに減った」とお聞きした。「大丈夫そうだけれど、心配なので2週間後に予約をしておく」と言って帰られた。

■第四回目
仕事で重いものを持つので少し痛みを感じる時もあるけれど大丈夫そうだとのこと。施術を終了する。

考察

仕事で重い荷物(20㎏程)を運んでいたこと、睡眠時間が少なく自律神経に乱れを起こしたことが、「関節」や「筋肉」の柔軟性を低下させて発症したと考えられます。

鍼灸で「血流」や「自律神経」にアプローチしたことで、腰部の血流も良くなり徐々に回復したと思われます。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例7|4日前から急に痛み出したぎっくり腰

ぎっくり腰で右腰に痛みを感じる部位

患者:40代女性 / 来院日:令和2年7月14日

症状

4日前に、急に左側の腰に痛みが生じた。何か重いものを持ったわけではない。仕事から電車で帰宅する時に辛かった。その後、左側の腰痛は消失し、なぜか右側に激しい腰痛が発症した。その為、火曜日の午後に来院される。

腰の状態を確認すると、前屈することはできるが、後ろに腰を反らすことがまったくできない。また、痛みのためか身体を左右に捻じるのが硬い。施術ベッドに仰向けに寝てもらおうとすると、腰に痛みを生じる。寝返りも大変な様子。

施術と経過

脈の状態は、強い痛みがあるわりにゆっくりで、細い脈をしている。お腹には、瘀血(おけつ)による血行不良がある。また、みぞおちは硬くなり、強いストレスがあることがわかる。

■第1回目
腹部の血行不良の改善と自律神経を整えるツボに鍼を行う。そして、腰の炎症を下肢の方に引くようにする。最後に、腰の緊張を緩めるツボに鍼をして終了。術後、腰を反るのが少し楽になる。

■第2回目
腰は、まだ痛みが強く、寝返りも大変。同じ施術を行う。術後、腰が楽になる。

■第3回目
前回施術後、調子が良かった。しかし、仕事で1万3千歩ほど歩いたせいか、腰痛がぶり返す。

■第4回目
腰の具合は大分良い。身体を捻じったり・腰を反らせることもできるようになる。ただ、朝起きた時は筋肉が固まっているせいか痛みを感じる。この痛みも、動いている内になくなる。

■第5回目
腰の状態は良くなったとのこと。施術を終了。

考察

最初、左側の腰に起きた腰痛が急に右側になってしまった原因は不明です。

しかし、この腰痛の回復を妨げていた原因は、腹部の瘀血(おけつ)による血行不良だったと考えられます。血流の改善と自律神経へのアプローチを続けることで、徐々に回復していきました。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例6|風邪を引いてから起きたぎっくり腰

患者:40代女性 / 来院日:平成30年5月29日

症状

3日前に風邪を引き寝込んでいた。来院前日の朝に、かがんで物を取ろうとした時に腰痛を発症する。腰痛は、左に腰を捻ると痛みが出てくる。また、朝起きた時が一番痛い。

その他、息苦しさ・喉が痛い・痰が出る・汗が出るなどの風邪症状がある。

施術と経過

3日前に風邪を引いているので、ツボやお腹にも免疫(扁桃腺)の弱体化を現す反応がある。そして、血液の滞りもある。これらを改善するツボに鍼をする。また、腰の炎症を引くために、ふくらはぎのツボに鍼をする。そうすると、汗も引き・息苦しさ・腰痛も改善がみられ一度目の施術を終える。

■第二回目
左に腰を捻る動作の痛みがなくなる。しかし、朝起きた時は腰痛が辛い。咳・痰も少し減ったが出ている。風邪の影響で腰痛の改善を阻害しているので、免疫力を高めるツボにお灸を家で行ってもらう。

■第三回目
3日前から、朝起きた時の痛みも消失する。風邪の症状もなくなる。ただ、中腰で仕事をしていたら少し痛みを感じるが良くなった。

考察

この女性の腰痛は、風邪と関係があります。

あなたも、風邪を引いた時に関節が痛くなったり、筋が痛くなったことはありませんか?免疫(扁桃腺)が弱ると、二次的に筋や関節に炎症を起こすことがあります。

ツボの反応やお腹の反応・そして風邪を引いていたという事実から、免疫(扁桃腺)が弱っていることがわかりました。免疫を強化する施術と自宅でのお灸を行ったことで、風邪も改善し腰痛も良くなったと考えられます。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例5|子供を抱っこしようとして痛めたぎっくり腰

ぎっくり腰で右腰に痛みを感じる部位

患者:32歳男性 / 来院日:平成29年11月6日

症状

11月4日、家族サービスで外出中、子供を抱っこしようとした際に右腰を痛める。腰に痛みがあったが、無理して一日中歩いてしまった。その影響なのか腰が余計に痛くなった。腰が痛くなる前日は、ゴルフをしていて負担をかけていた。

症状は、歩行していると「ギクッ」と痛い。また、体を前に曲げる動作・右に向く動作が痛い。寝てしまうと、寝がえりも大変。

来院した日は月曜日だが、土曜日に仕事の関係でドイツに行く予定がある。飛行機で座っている時間が長いので、今のままでは辛い、とのこと(時間がない状況)。

施術と経過

身体の状態を診ると、「免疫力の低下」と「頭の血流が悪い」反応がある。そして、右腰の筋肉の緊張がある。まず、身体の回復を阻害する「免疫の施術」と「頭の血流が良くなる施術」を行う。そして、腰の筋肉の緊張を取るツボに鍼をする。

最初、身体を前に曲げることが困難であったけれど、少し曲げられるようになる。

■第二回目
朝起きた時、腰の調子が良かった。しかし、事務仕事で座っていると痛くなってきた。腰の動きは昨日と比べて前に曲げられるようになったけれど、歩行すると痛い。

■第三回目
最初の痛みを10とすると4ぐらいに軽減する。

■第四回目
最初の痛みを10とすると1ぐらいになる。普通の生活を送れる。ドイツへの仕事に行けそうとお聞きする。

考察

前日のゴルフで腰に負担がかかっていたところへ、抱っこの動作が引き金になったと考えられます。痛みがあるのに無理して歩き続けたことで、炎症が広がってしまったようです。

今回は、免疫力の低下と血流の悪さが回復を遅らせていたと考えられます。これらにアプローチしたことで、短期間での改善につながったと思います。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例4|前屈ができない・歩行が辛いぎっくり腰

ぎっくり腰で痛みを感じる部位

患者:40代女性 / 来院日:平成29年10月16日

症状

昨日、中腰で掃除をしていたら、急に腰が痛くなる。「前屈が痛くてできない」「歩くと腰に響く」「寝がえりをすると腰に響いて辛い」などの症状がある。

以前、こちらの女性の旦那さんが、当院の鍼灸でぎっくり腰が改善したことがあり、勧められて来院する。

施術と経過

脈の状態を診ると、疲労と血流の悪さを感じる(更年期も影響している様子)。これらを改善するツボに鍼をする。その後、横向きになってもらい(寝がえりはかなり大変)、起き上がってもらい腰の筋肉を緩めるツボに鍼をする。そうすると、歩くときに痛かった腰痛が急激に軽減する。

■2日目
昨日、施術後、腰の調子が良かった。しかし、朝起きると痛みが8割程度ある。同じ施術を行うと、再び歩いても腰に響かなくなり楽になる。

■3日目
痛みは3割程度。かなり調子が良い。

考察

年齢を考えると、更年期の時期になります。女性の場合は、女性ホルモンの分泌が低下するために血行が悪くなり、腰や肩の筋肉が硬くなることがあります。

こんな時に、ふと中腰になった際に筋を痛めてしまうことが時々あります。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例3|腰を伸ばせないぎっくり腰

ぎっくり腰で痛みを感じる部位

患者:60代女性 / 来院日:平成29年6月10日

症状

昨日、特に重いものを持ったわけではないけれど、朝起きてから徐々に腰の痛みが増して、立ち上がるのが辛い。立ち上がってから、急に腰を伸ばせない。以前、当院で鍼を受けて良くなったので来院する。

その他の症状:咳喘息、胃の不快感(食べたものが降りない感じ)、左肩甲間部の痛みと左腕の痛だるさ

施術と経過

腹診をすると自律神経の失調がうかがえる。また、「血液循環の悪さ」と「免疫力の低下」もある。これらを改善するツボに鍼をする。特に、ふくらはぎにあるツボに鍼をすると腰の前屈の改善がみられた。

■第二回目(2日後)
前屈が大分できるようになった。「半分くらい良いかな?」とお聞きする。腰の具合は良いけれど、左の肩甲骨の間の痛みが気になる。

■第三回目
腰の具合は8割良い。「これで卓球の試合に出れそう」とお聞きする。骨盤にあるツボを使うと、左腕の痛みと胃の不快感も取れたとお聞きする。

■その後
卓球の試合に出られたとのこと。左腕・肩甲骨の間の痛みと腕の痛み・胃の不快感も良くなったとお聞きした。最近、咳が多かったけれど鍼を受けていたら、咳も減ったとお聞きする。

考察

一般の方は「腰が痛ければ腰に鍼を刺すのでは?」と思われますが、痛み止めの注射ではないのでそのようなことはしません。

なぜなら、ぎっくり腰は筋肉や関節に炎症が起きている状態だからです。直接患部に鍼を刺すと血行が良くなり過ぎて、炎症が強くなってしまいます。

この方も、ふくらはぎのツボを使うことによって、腰の筋肉・関節の炎症が引けて改善がみられたと感じます。

また、ぎっくり腰になってしまったら、2週間ぐらいは腰に負担をかけることはやめましょう。腰が楽になったからといって動きすぎると再発するおそれがあります。

腰痛で来院されたのに、咳喘息・胃の不快感・腕の痛だるさが改善するのは、なぜだと思いますか?人間には自然治癒力があります。この方の自然治癒力を阻害するものは、自律神経の乱れ・免疫力の低下・血行不良でした。これらを改善することで自然治癒力が高まり、身体が良くなっていったのだと考えています。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例2|10日経っても痛みが引かないぎっくり腰

ぎっくり腰で左腰に痛みを感じる部位

患者:60代女性 / 来院日:平成28年5月20日

症状

10日ほど前に徐々に腰が痛くなり、靴下を履いたり・寝がえりをしたり・起き上がることが困難な状態になる。特に重いものを持って痛めたわけではない。

病院で注射を打ったが症状に変化がなかった。その後もなかなか改善せず、10日たっても痛みが軽減しないので当院に来院される。

施術と経過

腰の痛みのため前屈することができない。左仙腸関節を押すと痛みがある。腰部や背部の筋肉の緊張が強い。ツボや脈の状態・お腹の状態をみると免疫力の低下がうかがえる。また、左半身の過緊張と内臓下垂の反応も出ている。

■第一回目
免疫の施術と脳の興奮を鎮め、背中や腰の筋肉の緊張を緩めるツボに鍼をする。やや歩行が楽になる。

■第二回目
少し良い感じ。

■第三回目
前回の施術後、「もう良くなったのかな?」と思うほど調子が良かった。しかし、調子が良かったので動き過ぎてしまい、症状をぶり返す。

■第四回目
調子は良い。

■第五回目
9割回復する。左の仙腸関節に違和感がやや残る。ここまでに経過した日数は10日ほど。

考察

ぎっくり腰は、筋肉や靭帯に傷が入っていたり、関節の捻挫を起こしている状態です。

一般の方は、慢性腰痛と同じように温めたり揉んだりする方が多いですが、急性期のぎっくり腰の時はやめましょう。かえって血行が良くなり炎症が強くなってしまいます。また、揉んだからといって痛めた筋肉や靭帯は修復されません。

また、ぎっくり腰の方は、施術して良くなってくると、いつもと同じように動きすぎてしまう傾向があります。筋肉の修復には早くても2週間ほどかかりますので、楽になってきた時ほど注意が必要です。

再発しなければ、もう少し早く回復したのでは?と思われる症例でした。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


症例1|急に痛くなったぎっくり腰

患者:30代男性 / 来院日:平成27年5月28日

症状

昨日、急に腰が痛くなり近くの整骨院で電気治療やテーピングをしてもらった。しかし、朝になると激痛になり、当院へ来院する。

施術と経過

左腰部の筋肉の緊張が強い。また、痛みの為か全身の筋肉も緊張している。全身の筋肉が緊張しているので、まず脳の興奮を抑える鍼をする。そして、腰部の筋肉の緊張を緩める施術をする。

最初、腰を後ろに反ることが大変だったけれど、少し反れるようになり第一回目の施術を終える。

■第二回目
前屈も後屈もできるようになる。前屈時に左腰部にツッパリ感があるが、ほぼ良好。

考察

ぎっくり腰をすると、徐々に炎症が強くなり痛みが増すことがあります。次の日の朝に激痛になったのも、そのためだと思われました。

今回は2回ほどで良くなっているので、筋の損傷がひどくなかったと思います。

※同じ症状でも、効果には個人差があります。


ぎっくり腰の鍼灸施術について|おかだ鍼灸院(幸手市)

8つの症例を通じて共通していることがあります。それは、ぎっくり腰の回復には「血流」「自律神経」「免疫力」が深く関わっているということです。

当院では、以下の3点を大切にしています。

①腰に直接鍼を刺さない
ぎっくり腰は炎症が起きている状態です。患部に直接鍼を刺すと血行が良くなり過ぎて、かえって炎症が強くなることがあります。ふくらはぎなど離れたツボを使って、腰の炎症を引いていきます。

②回復を妨げている原因を探る
血流の悪さ(瘀血)・自律神経の乱れ・免疫力の低下など、回復を阻害している要因は人によって異なります。脈診・腹診でその方の状態を確認したうえで施術しています。

③動きすぎないようにお伝えする
「楽になった」からといって動きすぎると、再発するおそれがあります。筋肉の修復には早くても2週間ほどかかります。回復の段階に合わせた過ごし方もお伝えしています。

自律神経・不妊を専門とする院がぎっくり腰を診る理由

当院は、自律神経・不妊を専門とする鍼灸院です。ぎっくり腰はその専門外ではないか、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、26年の臨床経験と整形外科での勤務経験を通じて感じてきたことがあります。それは、ぎっくり腰は単なる「筋肉の問題」だけではないということです。

睡眠不足・過労・ストレスによって自律神経が乱れると、筋肉や関節の柔軟性が低下し、些細な動作がきっかけでぎっくり腰を起こしやすくなります。また、血流の悪さ(瘀血)が回復を妨げているケースも少なくありません。

上の8つの症例でも、脈診・腹診で自律神経の緊張や血流の状態を確認し、そこへアプローチすることで回復につながっています。急性症状であっても、身体全体を診ることを大切にしているのは、こうした考え方が背景にあります。

ぎっくり腰への鍼灸アプローチの詳細は、ぎっくり腰の鍼灸治療のページをご覧ください。

埼玉県幸手市・久喜市・加須市でぎっくり腰にお困りの方は、おかだ鍼灸院にお任せください。